こんにちはニコニコ

 

ナナコがタケシを籠絡したプロセス

彼等の不倫に振り回された日々

 

順に書いています。

 

 

タケシとナナコが

ラブホテルに入って行くのを目撃した。

 

 

タケシはそのまま帰宅せず無断外泊

翌日のお昼近くになって帰ってきた。

 

 

『聞きたいことがある』

『本当のことを話して欲しい』

 

昨夜のことを彼に尋ねたけど

最後までバレバレの作り話で押し通す

 

 

私に見られていたなんて

これっぽっちも考えていないから

 

何を言われたところで

彼はグレーのまま貫くつもりだったのでしょう

 

 

『平気で嘘つくんだね…』

 

作り話を聞きながら、ぼろぼろ涙がでた。

 

 

嘘つかれたことに失望したけど

 

私は付き合いはじめた時からの

誠実な彼の人柄を知っている

 

 

『少し時間をおけば、本当のことを打ち明けてくれる』

『必ず謝罪してくれる』

 

私はそう信じたかったんです。

 

 

ずっと仲良くやってきたのに

どうしてこんなことになったんだろう

 

 

タケシが近くにきて

座り込んでる私のこと抱きしめてくれたから

 

冷たく固くなってた気持ちが温められた気がしました。

 

 

「今日と明日はどこにも行かないで」

 

「来週からは、絶対に家にまっすぐ帰ってきて」

 

「お願いだよお」

 

わあああああん

 

泣きながらタケシに頼みました。

 

 

「お願いだよお、こんなの嫌だよお」

 

わあああああん

 

泣くのを止められませんでした。

 

 

タケシは背中を撫でてくれた。

 

 

「大丈夫だよ」

 

「Sara、わかったから」

 

「本当にごめんね、わかったから」

 

ぎゅっと抱きしめながら言ってくれました。

 

 

 

翌日、日曜日は家で二人で過ごし

 

夜には

しばらくぶりにタケシとベッドで抱き合った。

 

「Saraごめんね、ごめんね…」

 

「お前のことが大切だよ…」

 

たくさんキスしながら優しく抱いてくれました。

 

 

 

この時の週末とその翌週までは

 

以前と同じような暮らしが戻り

仲良く穏やかに過ごせていた

 

 

穏やかに過ごせたタケシとの結婚生活は

そこまででした。

 

 

読んでくれて有難うございます。

 

 

Sara