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甲状腺乳頭がんと闘うアラサー女子の日記

風邪をひいた。



まずは、会社の中に保健室みたいなのがあるので、そこでお薬をもらいに行った。


担当の方は、「またいつものね」というような感じで、いつものように薬を数日分渡してくれた。



正直、この程度の風邪だったら、あまり気にしていなかった。


もともと、自分は風邪をひきやすいことに大人になってから気づいていて、こんなことは日常茶飯事だった。




・・・・はず。





飲んで数日。




あまり変化がないことに気付いた。



特に、咳が止まらなかった。



ゴホッ、ゴホッと深いとこからする咳が全然止まりそうにないので、いつもこんな時にお世話になる「アネトン」を買いにドラッグストアへ立ち寄って帰宅することにした。



翌日。



セミナーに参加するため、その日は終日セミナー会場。

保健室でもらった薬は強いものだったみたいで、セミナー中はとても眠くて、眠くて、育ち盛りの高校生の時でさえ感じないくらい眠く、とっても起きているのが辛かった。



でも、なんとか眠さを紛らわそうと髪を触れ、そのまま首に手がまわった時に気付いた。





喉の右側が腫れている!!




でも。

その時は特に不安も何も感じなかった。




それから2日後。



咳が変わらず出ているので、胃痛の時にお世話になった総合内科へ。


また相談に乗ってもらい、レントゲンも撮った。




先生の判断は、「風邪だと思いますが、ウイルスはいろんな種類があります。腫れている場所はリンパだと思いますが、場所的には甲状腺ではありませんので、ご安心を。」




「甲状腺?」




甲状腺という言葉はなんとなく聞いたことがあったけど、ほとんど初めて聞いた言葉だった。



それから数日、処方してもらった薬を飲み続けた。



結構、強い薬。



これがまた眠くて眠くてなかなか辛い。




また数日後。




薬を変えてもらおうと、総合内科の先生のところへ再度伺った。



すると、


「あれは強い薬だったのに、まだ状態変わっていないの??」



先生も不思議そうだった。



「とりあえず、また薬を処方するから、それでも状態が変わらないなら、大きい病院で検査しましょう。」



で、少し弱い薬を処方してもらった。



新しく処方してもらった薬を持ちながら、会社に戻ると、ぱったり仲のいい先輩に会った。



先輩と言っても、母と歳が近いくらいの方。



最近あった色んなことを話したところ、



「医者によって、色んな判断がある。病気を見つけられないこともある。だから、一度大きい病院で診てもらったほうが、遠回りをしなくて済むこともあるよ?」



と回答が返ってきた。




その方自身、お医者さんの意見に振り回されて、ようやく本当の病気が見つかったということがあったそうだ。




それを聞いて、少し真剣になった私は、その足で保健室に向かった。






「すいません。病院を紹介してほしいんですけど。。。。。」