大阪のホテルですが、外国人観光客が増えたことで稼働率がかなり高くなっているそうです。
そのため、シティホテルもビジネスホテルも予約が取りにくい状態だとか。
ここは、地下鉄・動物園前駅そばの格安ホテル街です。
昔はこの辺のホテルも日雇い労働者向けの「ドヤ」(宿から来ている言葉だとか)だったそうですが、現在はゲストハウスや格安ホテルになっています。
安いところは千円台からあるようです。

今回、泊まった「ホテル大洋」。
1泊2500円くらいでした。
ここは、表通りにあり地下鉄の出口がすぐで便利です。
そして、新世界まで徒歩2~3分です。

ここは、ネット予約ができるので、外国人に人気があるようで、見かけた宿泊客は全部、外国人でした。
午後3時ごろ、チェックインしたんですが、「満室」の札が出ていました。

こちらは、10年以上前に泊ったことがある「ホテル来山」。
(夏休みに青春18きっぷで大阪・京都・奈良へ行きました)
そのときも、2000円くらいで泊まりました。
当時は、お客は日本人しかおらず、部屋も和室でした。
トイレは、昔ながらのスリッパを履き替えるタイプで、洗面所が近くにありました。
ここも、現在はほとんどが外国人利用者のようです。

ホテル大洋の部屋ですが、広さは3畳くらいで安っぽいベッドが置かれています。

元は和室だったようで、押入れがあったと思われる場所に中国製の小さなテレビと冷蔵庫が置かれていました。

ドアもペラペラな感じで、廊下での話し声がよく聞こえます。
(深夜に外国人が立ち話をしていてうるさかった)

廊下も安っぽい感じです。

掲示板も英語で書かれています。

フロントは24時間対応です。

大阪のお勧め観光先も英語で書かれています。

こちらは、この界隈に多い「福祉アパート」の入居者募集の看板。
昔の日雇い労働者は、現在は高齢者になって生活保護で生活している人が多いようです。
この値段なら、物価上昇の激しい東南アジアよりも安心して生活できます。

アパートと言っても、昔のドヤと同じ形式のようです。
中に入ると、スリッパに履き替えて部屋に行くようですね。

しかし、昔のスラム(ドヤ)がいつの間にか外国人が多い安宿街になっていました。
高齢化した元日雇い労働者が、ゾンビのように街をあるいていたり、英語が公用語のバーがあったりと、外国人旅行者と元日雇い労働者が混在する不思議な街になっています。