海外でも日本食レストランが増えていますが、日本人が係わっているところは1~2割だそうです。
欧米では中国人や韓国人が日本人のようなふりをして経営しているところが多いのですが、中華っぽかったり、キムチがお新香の代わりに付け合わせに出てくるなど日本人からすると違和感があります。
日本人が係っていない店に行くと、たいてい残念な味に失望してしまいます。
この番組でもそういう「なんちゃって日本食」の例を冒頭で紹介していました。
今回、紹介された国は台湾とフィリピンです。
台湾では、日式料理の伝統があり、日式何とかやひらがなの「の」を使った店名がたくさんあります。
そういう店の料理は、日本料理風の台湾料理で同じ名前の料理でも、実物は別物です。
しゃぶしゃぶもその一つですが、日本のしゃぶしゃぶとは別物で「火鍋」みたいな料理です。
そこに日本のしゃぶしゃぶチェーンが進出する様子を紹介していました。
でも、台湾のしゃぶしゃぶ店が「庶民の味」的なものに対して、その日本のしゃぶしゃぶ店は高級店ぽいので、客層も違うし、台湾のしゃぶしゃぶもそのまま残っていく感じでした。

一方のフィリピンですが、トンカツが流行っていて地元資本のトンカツ店がたくさんできているようです。
ところが、作り方がいい加減で日本人からすると、いかにもまずそうです。
そんな中で、地元資本ながら日本人シェフが監修しているレストランがあって、本物の味を提供しているそうです。
そこはチェーン店として急激に成長していて、将来は大きなチェーンに成長するような感じでした。
客の感想も、「ここで食べたらよそのトンカツは食えない」みたいなことを言ってました。


最後に、日本料理を学びに来る外国人も増えているそうで、料理学校で学ぶ外国人の様子を放送していましたが、こういうところで学んだ外国人の店なら残念な味というのもなくなりそうです。