ハワイでは毎月1日(休日の場合は第一月曜日)のお昼頃に津波警報のテストが実施されます。


この警報テストは、これからテストを開始しますと言うようなアナウンスはなく、けたたましく警報が鳴り響いて終わるので、テストと知っていてもドキッとしてしまうことがあります。


10月は1日が土曜のため、テストは昨日実施されました。


ちょうどカイルアのビーチにいたのですが、近くで1人日焼けを楽しんでいた女性が津波警報の音にびっくりして飛び起きました。


サイレンの音を聞いて海から上がる人たちもいたのですが、けたたましいサイレンの中、そのまま泳いでいる人(犬連れや高校生くらいのグループだったのでおそらくローカルの方々)もいて、飛び起きた彼女は

荷物をまとめながら、私たちの方に「逃げないの?これは何?」というアイコンタクトというか表情を送ってきました。


「これは月初のテストだと思うよ」と伝えたところ、その女性は「ありがとう」と言って、すぐに荷物を戻して再び日焼けを楽しんでいました。


サイレン音もしばらくすると止まり、テストだったのですが、毎月月初は津波警報テストと思ってしまっているので、もしも月初に津波が発生したら…と思うと怖くなります。

(テストだよと教えた直後、もしも本当のサイレンだったら…と急に不安になってしまいました滝汗


ハワイ島ヒロでは、1946年4月1日に巨大な津波が発生し大きな被害を受けました。この際、子供たちが潮が引いていく光景を見て大人たちに異変を伝えたものの、エイプリルフールだから…と信じてもらえなかったのだそうです。


テストだから、エイプリルフールだから、と思い込まずに周囲の状況をきちんと見て判断しなければ…と思いました。


昨日のカイルアビーチ