魔女見習いの勉強ノート

魔女見習いの勉強ノート

魔女になるために学んだことをまとめています。

こんばんは。魔女見習いです。 

 

前回までは魔女の暦についてお勉強をしていました。ここで暦の話からいったん離れて、「祭壇」についてお勉強していきます。今回はサバトなどで使うような特別なものではなく、普段から使う日常の祭壇です。 

 

祭壇とは、われわれ日本人にとって一番なじみ深いものとして挙げられるのは「神棚」ではないでしょうか。魔女にとっての祭壇は宗教的な意味合いはほとんど無いので、魔女によって様々なんだそうです。ですので、自然崇拝の基本を押さえればあとは自由に作り出して構わないので、何がどこに置いていか、個性豊かに魔女の数だけ祭壇があるということですね。 

祭壇の使い方は神聖である自然に祈りを捧げる場です。 

魔女は何かを崇め奉ったり何かに依存した「頼み事」はしません。神や悪魔、妖精や精霊などという表現は今後たくさん出てくるかと思いますが、すべて元は自然のかかわるものであることを頭に入れておきましょう。例えば、男神や太陽神と呼んでいるものは地球を照らす太陽のことを指していますし、女神や大地神は作物を育む地球や大地を指します。それをわかりやすく「擬人化」したようなものでしょうか。アニメの「働く細胞」や「ヘタリヤ」みたいなものだと思います。なにか頼み事をするときは等価交換による「錬金術」や、己で出来る努力をした後の「運を天に任せる」ことになります。目に見えない力を大切にするが他力本願の神頼みではなく、あくまでも「人事を尽くして天命を待つ」というスタンスを忘れてはなりません。

少し話が逸れますが、「なんくるないさ」という言葉の本当の意味を思い出しますね。あれはただ単に楽観的に「何とかなるさ~」という意味ではないのをご存知でしょうか。あれには前にある「まくとぅーそーけ」という大事な言葉が省略されているのです。「まくとぅーそーけ、なんくるないさぁ」の意味は、「誠を尽くして正しい行いをすれば、何とかなるさ」という意味になります。つまり、正しい努力をした人ほど何とかなるのですね。話が逸れました。 

祭壇は先ほども言ったように自然に祈りを捧げる場です。それと同時に、自分を振り返り、心を安らかにする場所でもあります。魔女は自分自身も自然の一部として生きているという考えを持ちます。なので、自然を祭壇に表現し、可視化し、見つめ、祈ることで自分自身を振り返ることになるということになります。

では、どの様にして自然を表現するのかというと四大元素が関わってきます。世界の四大元素とは、古代ギリシャの哲学で提唱された概念で、この世界の物質は火、空気(もしくは風)、水、土の4つの元素から構成されるとされています。この四つの要素を象徴する道具を並べることで、自然を表現するのです。それぞれ、 

火…キャンドル・ワンド(杖) 

水…聖杯・大釜 

空気(風)…書物(魔導書)・ベル・香炉・箒・アサメイ(短剣) 

土…ペンタクル(金貨・硬貨)・鉱石・植物 

となります。さながらミニチュア世界ですね。 

祭壇は術者(儀式をする人)が東向きになるように設置します。小さくても良いので清潔なテーブルを設置しましょう。次にアルタークロス(祭壇用布のこと)を敷きます。これは特に指定はなさそうなので専用のテーブルクロスで大丈夫そうです。食事の際にランチョンマットを敷くのと同じ感じでしょうか…。そうしたら、それぞれの道具を設置していきます。 

先ほどの四大元素のほかに、太陽神と大地神を象徴するものを置いたり、タロットカード、自分に関わりのあるものを置いたりすることもあるようです。 

まだまだ足りないものがたくさんありますね。一つずつ集めて、どんどん完成に近づけていきたいです。 

 

今回は祭壇について勉強していきました。この記事を元に道具をそろえて行きましょう。 

それでは、おやすみなさい。