現代の生活では特に、
寝不足が続いたり、寝ていてもあまり深く眠れていない、など
睡眠にトラブルを抱える方が多いのではないでしょうか。
睡眠の質が下がると
ホルモン分泌が低下し、肌荒れや顔色が悪くなる、
集中力低下やイライラ、
非常に様々な心身への悪影響がみられます。
◇水素は睡眠の質を上げる
水素には
「睡眠の質を上げる」という研究結果(※1)が
大阪市立大学大学院医学研究科及び
理化学研究所ライフサイエンス技術基盤研究センター等の共同研究
この研究で
・ピッツバーグ睡眠質問票に夜睡眠の質が、
高濃度水素水摂取後に優位に改善 ・心電図と脈波の同時計測装置(疲労度計)を用いて自律神経機能
を評価し、 交感神経活動の指標値(LF)が高濃度水素水摂取群においてのみ
摂取前後で有意に低下した
という結果が出ています。
◇水素は副交感神経を優位に働かせる
~脳神経保護物質グレリンの分泌促進
また、
2013年の九州大学と千葉大学の共同研究(※2)では
水素を摂取する事で胃から「グレリン」というホルモンの分泌が
促されるようになることが分かっています。
この「グレリン」は交感神経を抑制し、
副交感神経を優位に働かせてくれるホルモン。
つまり、ゆったりと
リラックスした状態に導いてくれますので、
眠りにつきやすく、良い眠りに導かれやすくなると言えます。
「グレリン」はリラックス効果だけでなく
脳神経を保護してくれる働きもあります。
これまで、
水素がパーキンソン病や認知症などの症状を改善したり
神経細胞の保護作用があることが分かっていましたが、
その効果の大きさが
水素の抗酸化効果だけでは説明しきれない面があったところ、
2013年に九州大学と千葉大学の共同研究で
水素によって
脳神経保護作用がある「グレリン」が分泌されることが発見され、
抗酸化作用のみならず
「グレリン」による脳神経保護によっても
水素は脳を護るということがわかりました。
◇グレリンはアンチエイジングの主役
また、グレリンは
成長ホルモン分泌促進作用も持っていて
代謝や細胞・組織成長に重要なホルモンであるため
「アンチエイジングの主役」としても
美容・医療業界から注目されています。
◇水素の更なる可能性
ご存知のとおり
「ホルモン」は身体の色々なところで合成、分泌されて
非常に微量でも効果を発揮する物質ですが、
水素が一つのホルモン(グレリン)分泌を促進する事で
更に多様な働きを促すことが分かってきました。
更なる水素の可能性が楽しみです。
・・・
※1大阪市立大学「“高濃度水素水”が日常生活疲労に対する 抗疲労効果を有することを立証」
https://www.osaka-cu.ac.jp/ja/
※2 九州大学大学院薬学研究院 大学院薬学府 薬学部「
http://www.phar.kyushu-u.ac.
<参考文献>
・ここまでわかった 水素水最新Q&A ~続・水素水とサビない身体 小学館2017年/太田成男
・「Drinking hydrogen water and intermittent hydrogen gas exposure, but not lactulose or continuous hydrogen gas exposure, prevent 6-hydorxydopamine-induced Parkinson’s disease in rats」(
https://medicalgasresearch.
・辻クリニック「経口水素水の新しい作用機序」
・「水素医学の創始,展開,今後の可能性:
https://seikagaku.jbsoc.or.jp/
・太田成男のちょっとひとこと
「腸内細菌が発生する水素よりも水素水を飲む方が効果的」
http://shigeo-ohta.com/