7月〇日 ユチョンの日記
なんと俺は今日見てはいけない物を見てしまったかもしれない。
見てはいけない物って言うのは・・・・・これ。
一瞬目を疑った。「嘘だろー」って・・・
チャンミン=母さん一筋のイメージが出来上がっていた俺はにわかに信じられなかった。
でも2人は親しそうに話をしていた。
そして別れ際・・・・衝撃の瞬間を目にした。
「ありえない・・・・・」 (『いつの間にかこんなに成長してしまったのか』 byユチョン)
俺は証拠写真を携帯に収めた。
「ジュンス~。これ見てよ。」
「何?わっ。この人誰?チャンミンにそっくりだけれど・・・。」
「だろう。チャンミンもやるよね。」
「こんなことまでユチョンのマネしなくてもよいのにね。
よくやるよね、こんな人通りのありそうな所で・・・うきゃんきゃん。」
「失礼な・・・俺はプライバシーは守るよ。所構わずこんことしない。」
2人でふざけていたら、突然感じた背後からの冷気?
恐る恐る振り返ると、そこには母さんが・・・。
「チャンミン・・・・と彼女かな???」 (『ジュンス~、正直に言うことはないだろう。』byユチョン)
「チャンミン、いつの間に?」 (『さあ、母さんどうする?』by ユチョン)
「喜ぶべきだよね。なかなか綺麗な彼女だし・・・チャンミンも成長したよね」
やけにしんみりしている母さん。
「でも・・・・でも・・・・寂しい。」 かあさんの大きなお目目から涙がジワリ溢れた。
「ただいま。」
そこへ帰ってきたのは父さん。KYな父さんでも母さんのことにはセンサーが働くらしい。
「ジエジュン、どうしたんだ?どこか具合が悪いのか?」
「ううん・・・」
「じゃあ、どうしたんだよ。ジエジュンが悲しそうな顔をしていると俺まで哀しくなるよ。」
(『相変わらず父さんは凄いね。さらりと言う。』byユチョン&ジュンス)
「チャンミンに彼女が出来たみたい・・・・。」
「そうか、チャンミンもやっとその気になったんだ。心配していたんだよね。女の子に興味がないのかと。
しかし、ジエジュン、どうしてそれがショックなの?ジエジュンには俺がいるだろう。
俺にはジエジュンだけだから。」
(『おいおい、そういう問題かい?父さんは密かにライバル消滅で喜んでいるみたい。』byユチョン)
「ユノはユノだよ・・・チャンミンはチャンミン。こんな日が来るなんて・・・・わ~ん」
「成長の一過程だと思って見守ってやろうよ。」 (『さすがに余裕のコメントだね』byユチョン)
そこへチャンミンが帰ってきた。
母さんのことには父さん以上にセンサーも気遣いも働くチャンミン。母さんの所へまっすぐと近付き
隣に座る。
「母さん、どうしたんですか?また父さんが無理を言っているんですか?」
「チャンミンのせい・・・・」
「僕ですか?」
「これ・・・・。チャンミンに彼女が出来てとうとう母さんから離れていくなんてショックで、哀しくて・・・。」
「相変わらず・・・思い込みが激しいですね。」
「へっ?」(一同固まる。)
「映画研究会の友達にフィルムコンテストに出す作品を撮るから出演して欲しいって言われたんです。」
「嘘?本当?」
(『泣いていた母さんが目をキラキラさせる。変わり身の速早さは一番だ。』
byユチョン)
「本当ですよ。僕に彼女ができたら真っ先に母さんに紹介しますよ。」
「でも、キスしたんでしょ。」
何を思ったのか母さんチャンミンにキスしました。
「もうこれでいいよ。」なんて上機嫌で言う。
「だいたい、早とちりさんは誰ですか。事実確認もしないで母さんにないことないこと話して・・・。ユチョン兄」
(『俺は話していない。母さんが勝手に見ただけだ。』byユチョン)
チャンミンの冷気と殺気に固まる俺だった。
やっぱりチャンミンの母さん離れも、母さんの末っ子離れもまだまだ先のことになりそうだ。
そしてその陰で父さんの受難の日々も続く・・・・。
写真はお借りしました。
<つぶやき>
久しぶりの東方一家です。
やっぱ母さんより素敵な人はなかなか現れないですね。