弘法市購入品第二弾 ジョーゼットの小紋
まだ暦的には袷シーズンですが、
夏物をアップいたします。
先日、弘法市で買ったジョーゼット。
上前の膝下に直径1センチ程度のシミがあるものの、
それ以外はコンディションがよかったので、思わず買ってしまいました。
なでしこや桔梗の柄が描かれ、細い銀糸のラインが入ってます。
でもよく考えると、似たような柄の着物を持っていました。
これです。
思えばたしかこれも、弘法市で買ったような気が。
柄がかわいすぎるので、
先日、母経由である方からもらった夏羽織を重ねました。
これなら後ろ指は差されまい。
ところが!
がーん! 手荒に扱ったわけでもないのに、
肩が破れました。
古い生地は弱いんですね……。
黒い夏羽織、ずっとほしかったのでかなりショックです。
ちなみにこんな縫い取りが背中や身頃に入っています。
羽織としては着られませんが、
なんとか活かしたいものです。
夢の関西出張
2泊3日で関西出張へ。
通常、出張中はチーム行動を取ることが多いのですが、
今回は単独。
というわけで、
初日の夜は、鞠小路さんのレッスンを取り
翌日早朝は弘法市で着物を購入
と、空き時間にしたい放題。
そして3日目、仕事をすべて終えると大阪へ。
「桃葉の着物日和」http://yaplog.jp/momoha611/ の桃葉さん、
「日比野琴ノヒビノコト」http://plaza.rakuten.co.jp/hibinokoto/ の琴さんと
つかの間のデートを楽しんできました!!
「キモラク」の中心メンバーであるおふたりの聖地
繁昌亭にて記念撮影。
今回は時間がなく、聞けませんでしたが
次回はぜひ上方落語に触れたい!
おふたりからお土産、いただいちゃいました!
琴さんの「蔵之介ブラウニー」。
俳優・佐々木蔵之介さんの実家(蔵元)で作られた酒粕入り。
ブログで見て、どんな味なんだろうとずっと思っていたのですが
想像を超えたおいしさ!
チョコの贅沢な香り、生地のしっとりした質感がたまりません!
ロールケーキともども、楽天で売ってーー!
パッケージもお店仕様。
このままどこかのお店に出したい!
桃葉さんからは、京都北山「マールブランシェ」の
お抹茶ラングドシャと、お抹茶グリーンティーをいただきました。
夏、アイス抹茶をよく点てるのですが、
ホット用(ふつうの抹茶)だと、氷を入れる分、薄くなってしまいがち。
このアイス用抹茶なら、おいしく点てられそうです。
ラングドシャの抹茶チョコの舌どけも絶妙。
ああ幸せ!
さて。
「いかにも大阪!」な場所に行きたかったので、
天神橋筋商店街に連れて行ってもらいました。
そこで食べた「わなか」のたこやき。
生地はトッロトロ、ソースはあっさりめで美味でした。
東京にも十条をはじめ、アーケードの商店街は多々ありますが、
「地元密着でないチェーン店」が増えているのが現状。
でも天神橋筋商店街は違う!
「どこでも一緒」のチェーン店が少なく、楽しかったー。
着物好きに嬉しいお店もちらほら。
正絹の伊達締め980円や
衿ぐりが大きいフレンチ袖(脇パッドつき)の木綿肌着490円
レースのストレッチ足袋330円などを買いました!
その後、用事のある琴さんとお別れし、十三へ。
十三って、東京でいったら鶯谷のような
やや危険な香りのするエリアのようです。
でもそういうところはなぜかおいしい店が多い。
昨年、桃葉さんに連れて行ってもらって以来、
どうしてももう一度いきたかったのが
「十三すし屋台」。
今回もここで食べました。
寿司12貫と飲み物一杯がついて、2800円!
お好みなのでほんとに好きなものだけ食べられてうれしーー。
好きなネタの2トップ、赤身と赤貝のほか
キンキ、さくらダイなどをばくばく。
食後は近くの喫茶店でおしゃべり。
去年は5つのキモラク行事を興業するなど
イベンターと化していた桃葉さんですが、
色々うかがうところ、
今年は「ものづくり」の方向に進んでくれそうな予感が!
楽しみだわーー。
あっという間に時間切れとなってしまいましたが、
すごーく楽しい大阪デートとなりました。
桃葉さん、琴さんありがとうございました!
今度はぜひ東京へお越しを!!
入門レポート
行ってまいりました、東三季の「お針教室」。
11時~13時、14時~16時の2回を続けて受講しました。
まずは今まで、適当にやってきた半衿付けをレッスン。
きれいにカーブを出すため、
長襦袢の力布の周辺は縫い付けずに糸を渡すだけにする、
といったことを始めて知ったのでした。
半衿付けは1時間弱で終了。
その後は、単衣の袖丈直しに挑戦です!!
この日、持参したのは
近江八幡で買った、あじさい柄の単衣。
袖丈75センチの、戦前の着物です。
じゃーん!
それを49センチに直しました。
片側の袖を直すのに、およそ2時間。
もう片方の袖は途中で時間切れとなりました。
いやーー、疲れた。
昔の布は硬くなっていて、
糸を解くのも、針を通すのも難儀します。
仕立て直しの前に洗い張りが必要な理由が、
よーくわかりました。
やり方さえ教えてもらえれば、
さほど直しに時間はかからないだろうと思って、
実はもう一枚、単衣を持参していたのですが、
とんでもない!!
もう片袖を仕上げるために、
近々、二回目のレッスンを取ろうと思います。
以下、教室の様子を簡単にレポートします。
東三季は、表参道から徒歩7,8分のところにある、
森荷葉さんプロデュースの呉服店。
この店の二階の和室が教室です。
作業は、裁ち板、物差し、こてなどが用意された座卓で行ないます。
午前中は私のほか、生徒さんは2人。
ひとりはもう3年続けているという人で、
彼女はウールの単衣を製作中。
もうひとりは、「彼の浴衣を作りたい」と、この日、入門した女性。
ちなみにこの方、和裁初挑戦だそうです。
午後は、引き続き受講したこの浴衣製作中の女性と私に加え、
半襦袢を製作中のお母さんと娘さん、運針から始めるという女性の
5人でレッスン(ちなみに着物で来ていたのは私ひとりでした)。
それぞれが違った課題に取り組みます。
あちこちから
「せんせー、次どうすればいいんですか?」とヘルプを求める声があがる中、
先生は机の間をまわり、それぞれに指示を出します。
家庭科の授業のような教科書はありませんし、
ビギナーにとってはちんぷんかんぷんな、
和裁用語に関する説明なども、
前もってされるわけではありません。
(例 『あ、そこは逆一目落としで縫ってね』などと急に言われます)
なんとなく和裁を習いたい(という人も今日日、少ないでしょうケド)
という人より、
「これを作りたい」「直したい」
という明確な野望を持ち、
疑問があれば食いついていけるタイプが向いている教室だと思います。
入門します!
着物を着始めた頃読んだ「きものであそぼ」
という本に、
「着物を着るとなると、和裁をせざるをえなくなる」
といった意味合いの記述がありました。
半衿は自分で付けるとしても、
なぜ和裁のスキルが着物生活に必要なのか、
そのときは解せませんでした。
しかし!
今はすごくよくわかる。
着物って「お手入れ&お直し」を繰り返しながら
着るものですから。
ゆくゆくは、
洗い張りはお願いするにしても、
仕立て直しは自分でできるようになりたい……
なーんて大それたことは、今は口が裂けても言えませんが、
まずは「和裁道」の第一歩を踏み出すことに。
以前からHPで注目していた、
「東三季」のお針教室に入門いたします。
(前号の『七緒』にも載ってましたね)
まずは懸案の
「長いお袖問題」を解消すべく、
袖丈直しにトライします。
電話で相談したところ、
和裁初心者には、袷の袖丈直しは少々ハードルが高いとのこと。
というわけで、まずは単衣から挑戦することにします。
以前、近江八幡で買った単衣、
袖丈が75センチもあるので、これを教材とするつもり。
本日、さっそく「キンカ堂」に出向き、
足りない和裁道具を補充。
近々この一セットを抱え、教室の門を叩きます!
帰ってきた叔母の羽織
ひさびさの家きもの。
ダーリンの仕事の関係で、
現在ハワイ在住の友人・Cちゃんのお母さまからいただいた縮緬。
あわせた帯は、昨年、博多の「一十」で買った半幅帯です。
帯板なしなのでとっても楽~。
やはり着物を着ると、なんとなく楽しい。
仕事もはかどります。
一昨年のちょうど今頃、
Cちゃんが一時帰国した際には、
彼女にこの着物を着付け、ふたりで映画を見に行ったなあ。
これは帰宅後に撮った写真。
私と違い、なで肩のCちゃん。よく似合ってました。
さて。
叔母からもらった羽織が
長いクリーニングの旅からようやく帰還。
少々、カビが出ていたので、
カビ取りをしてもらい、
さらに白抜けしてしまった部分に色をのせてもらいました。
お金はかかったけど、すっきり!
上野の鈴乃屋2階にあった「ながもち屋」で3000円で買った小紋、
ある方からもらった白地の帯と合わせてみました。
羽織紐の白が唐突だよなあ。
マルチカラーの帯締めもろとも、
変えるべきかもしれません。
羽織がないとこんな感じ。
うむ、こうしてみると
この着物と帯、あんまりあってない?
柄がうるさいので、すっきりした白の帯を合わせてみたのですが……。
73センチ!
てれんとした質感の縮緬。
頬ずりしたくなるほど柔らかい。
母経由である方からいただいた、
戦前のものです。
袖丈はなんと
73センチ!!
どう考えても
着るのははばかられる長さがあります。
袖丈を短くしようかとも思いましたが、
「長着として着るより、羽織にした方がいいかも」とか
「このまま持っていて、
2年後の姪っ子の卒業式に袴と合わせて着せようか」
などとも思ったり。
「お直しキャンペーン中」につき、
何でもかんでも直したくなるけれど、
この着物の処遇はとりあえず
ペンディングかな。
前回、紫の銘仙に合わせてアップした、
縮緬帯の裏側は、こんな白い綸子。
若草色の帯締めで、春っぽくしてみました。
付け帯いっちょあがり
ときどき、猛烈に針を持ちたくなることが。
きのうもその衝動につきうごかされ、
作りかけの「付け帯」を完成させることに。
(ミシンと手縫い併用)
まずはこの帯。
名古屋結びするには長すぎる上、
袋帯として締めると、そこにシミが目立つ。
こういう帯は、付け帯にするに限ります。
お腹に巻く部分、
お太鼓になる部分、
手先の
3つのパーツに分かれたタイプにしました。
裏は白の綸子なので、
ゆくゆくは、アップリケなぞしてみたいです。
6、7年前にたしか、飯田橋の骨董市で買ったもの。
繻子のため、生地自体が弱く、締めると時に「ぴりっ」
という音がします。
しかも、手先が短い。
ずっと付け帯に作り変えねばと思っていました。
ようやく念願を果たし、満足~!
次は何を縫おうかな。