そろそろ世界中を巻き込んでの「処理会」放出が始まります…
ひょっとすると「処理水」を放出した後の発表もあるかもしれません…
そんななか自民党の茂木敏充幹事長は7月25日の記者会見で、海洋放出を批判する中国について、「科学的根拠に基づいた議論を行うよう強く求めたい。中国で放出されている処理水の濃度はさらに高い」と反論しましたね・・
この発言は実は間違っています…
何故か・・実は、溶け落ちた原発の炉心に直接接触した汚染水を処理した水を海洋に放出するという事実は史上初なのです…
茂木幹事長が言っている「各国も原発から汚染水を排出している」との日本の主張について、排出しているのは冷却水であり、事故で溶けた炉心に接触した汚染水ではないのです…
原子力発電は簡単に言うとウラン燃料からでる熱で水をふっとうさせて、蒸気をつくり、この蒸気の力でタービン(羽根車)を回し、発電機を回して電気をつくります。そうしてタービンを回したあとの蒸気は、冷却水として取水した海水で冷やされて、もとの水に戻ります。この蒸気を冷やしたあとの海水は、取水したときの温度より約7度程度上昇して海に戻されます。これを「温排水」といいます。
これが冷却水ね…
今回の処理水放出に関しては世界初のためどういう影響が起こるか正直わからないと思う…
溶け落ちた炉心と直接接触した汚染水には60種類以上の放射性核種が含まれ、その多くには有効な処理技術がない
なによりも大切なのは…
IAEA報告書の中に「処理水の放出は日本政府が決定することであり、その方針を推奨するものでも承認するものでもない」と明記されていること。
つまり政治的判断として海洋放出を行うべきかどうかについて、報告書は一切判断していないよね、 政府の説明やメディア報道に接した多くの国民は、この点を誤解してはいる気がします…
IAEAのグロッシ事務局長はNHKとのインタビュー(7月7日)で、次のように語っています・・・ 「日本政府は処理水をどう扱ったらよいか聞いてきたわけではなく、基本方針を評価してほしいという要請だった。政治的にいいか悪いかを決めたわけではなく、放出に対する日本の取り組みそのものを調査した」
わかりますか…
政府やマスコミに騙されてはいけない・・・
正しく知ること、まずはそこから始めましょう…
それがなによりも大切・・・
そう思いませんか…
では また あした