🌸 弥生 朔日
おめでとうございます 🌸




大ヒットした作品『風と共に去りぬ(原題:Gone with the wind)』では、原作も映画も、この「After all, tomorrow is another day」で締めくくられます。直訳すると「明日は別な日」。

古い作品のため正確な情報は分からないのですが、あくまでも私が知っている限りで公開当初の字幕には「明日は明日の風が吹く」と載せられたんですね。しかしその後、テレビ放送では「明日考えよう」となっていたり、最近では「明日に望みを託して」が主流となっていたり。

聞くところによると、当初は名訳とされた「明日は明日の風が吹く」も、時代とともに曖昧すぎるだろうと声が挙がったのだとか。たしかに「明日は明日の風が吹く」って、どことなく風任せっぽい感じもありますし、スカーレットの生き様としてそれではちょっと楽観的過ぎる印象も持ちます。

個人的には、スカーレットの気性や軸の強さと、自分の力では変えようのない時代の運命への諦め、が込められているセリフです。さて、時として賛否も起きる字幕ですが、翻訳者や時代によって表現が変わるのってすごく面白いですよね。

Twitterでも「#映画で印象に残っている字幕」のハッシュタグがあり、セリフと字幕を比べるのは洋画や海外ドラマを楽しむ方法のひとつ。たとえば誰もが知っているキメ台詞「君の瞳に乾杯」も、実は1946年公開の映画『カサブランカ』でのセリフ字幕です。

元のセリフは「Here’s looking at you, kid」ですので、私なんかはせいぜい「君を見つめながら乾杯」程度しか浮かびません。それを「君の瞳に乾杯」と訳せるセンス、本当にうらやましい!(ちなみにこの字幕は『風と共に去りぬ』と同じ翻訳者・高瀬鎮夫さんによるもの)

1秒4文字、1行10字にストーリー背景や人物像まで込めなければならない映画の字幕。あなたならどんな訳し方をするでしょうか?


⬆︎ ネットより拝借し

いついかなる時もどんなことにも

時代背景が反映されるのだと

こちらを読んで感じました。


直訳と

翻訳の違いを考えると


翻訳には

その人の性格、考え方、経験など

全てが現れるのだと思いました。


個性とも人間性とも取れます。






皆さま

弥生月もよろしくお願いいたします 🌸