銀座には
大小合わせてどれほどの数の
夜の蝶が舞うお店が有るのでしょう…
私が営んでいた銀座のお店の在る
ビルの中にピンキーとキラーズの
キラーズさんが経営している
お店が有りました。
正確には
松田優作さんの縁のママさんが
経営していたお店でキラーズさんが
店長として働いていたのですが…
ママが突然
故郷に戻る事に成り
キラーズさんが引き受けたと
言うべきしょうか？
普段のママは無口で挨拶がやっとで
滅多に会話もしない女性でした。
お酒が入ると
イキナリ乱暴な口調に成り
お客様と喧嘩に成るばかりか
道路で大声を上げて喧嘩 
キラーズさんが慌てて
タクシーに乗せて帰す場面に
何度も遭遇しています。
歌の上手な方でした 。。。
先日
私に手紙とプレゼントを
送ってくれたママの文の1部です。
踊り子ママちゃんへ
お元氣ですよね。
私がtelしても、いつも
「◯恵ちゃん大丈夫よね」と言われて
具合が悪くても元氣になっちゃいます。
ママは不思議なパワーを
持ってらっしゃるかと思っています。
◯恵ちゃんは
銀座で小さなスナックを
3店舗も経営をしていました。
私と親しくなった頃には
1店舗のみでしたけれど
お店は繁盛していたので…何故？と
閉店に関して思ったほどでした。
店仕舞いする3日前に
「お店閉めて九州に帰るの」と
告げられてビックリの踊り子！！
送別会の真似事さえ
して上げれませんでした 
◯恵ちゃんも歌が上手でした。
アレッ！
優作さん縁のママも
歌が上手で九州の女性
◯恵ちゃんは
3ヶ月〜半年に一度は電話を寄越します。
私の勝手な想像ですが
寂しくなった時や日常の中で
嫌な事が有った時のようです。
上記の手紙に1ヶ所間違いが有ります。
「◯恵ちゃん大丈夫よね」ではなく
「◯恵ちゃん元氣なの？大丈夫よね！」
そして会話の最後に
「何か有った訳じゃ無いのなら
安心だわ。声を聞かせてくれて
ありがとう」と言って…切ります。
半年前に初めて質問しました。
「どうしてお店を閉めたの？」と私
「あのね…対人恐怖症なの」◯恵ちゃん
銀座に3店舗も
お店を持ってたママが…ですよ！？
でも
私にはなるほど納得。
◯恵ちゃんは
美容室でも私としか話さないし
自分のお店が早めに終わると
1人で私のお店に来るのでした。
旅行の話が出ると
「旅行も行ってみたいけれど
1人じゃ行けないし他人とも行けない…」
「お墓参りを兼ねてだけど、行く？」と
私が言うと「踊り子ママとなら行く」
まるで子どものような女性です（笑）
九州に帰って10年過ぎた？
10年過ぎてもまだ私に連絡をくれる
◯恵ちゃんはまだガラケーだと言います。
対人恐怖症にいつからなったのか？
今も対人恐怖症なのか？
私は聞こうとしません。
聞いて欲しければ言うでしょう。
夜の銀座で生きるのは
どれほど辛かっただろうか…そう
思うだけで胸が詰まりそうに成ります。
浅草のママも無口で
いつも俯き加減でした。
大のビール党でビールを呑むと
まるで油を飲んだかのように
口が滑らかに成ります。
私の浅草店の
お隣のママさんのお話です 
ママさんのお母さんは
私に縁有る人の叔母さんなのですが
やはりビール党で…強い！強過ぎ！！
面倒見の良い方で
飲食店組合のお席でも
引き立て下さったり
優良店として推薦して下さったりと
とても良くして頂きました。
ママさんは
昼間は借りて来た猫のように
大人しくて挨拶もそそくさと 
現在はお店を貸して
ご自分は主婦業？のようです。
「十年一昔」と言いますけれど
昨今では3年で様変わりしますね。
ですから
10年も経てば驚く事もたくさんです。
本日の
オマケ写真は日めくりです。
見えませけれど
帯は黒地につゆしば
粋な縞の着物の夏衣装なので
皆さま
暑中お見舞い申し上げます 🎐
猛暑
何事も無く過ごせますように。