登場人物
高崎 舞香さん…39歳 今回の主人公。
4歳の娘(日菜ちゃん)がいる。
相談相手は実のお姉さん。(春香さん)
現在夫とは別居しており、引っ越して
娘と二人暮らしを始めている。
現在パート勤めから正社員に。
高崎 誠……40歳 舞香さんの夫。
ある日突然、好きな人がいるから
離婚したいと舞香さんに告げる。
相手は同じ部署の(藤沢美波)という女性。
しかし、浮気相手は1人ではなかった。
それから
舞香さんは離婚を決意し、誠ともやっと
慰謝料や養育費について
まとまりかけてきた頃、同じマンションの
ママ友のご主人が、、、、
友子さんにとっても
舞香さんは大切なママ友。
最初は子供が同じ保育園で
同じマンションだからと
話し始めるようになったが
色々と話すうちに、子供抜きでもこの先
ずっと友達でいられるような
そんな友人が出来たと思っていた。
それは、舞香さんも同じ。
それなのに夫は
自分の大切な友達の夫が
浮気していることを
鼻で笑っている。
友子さんLINE
「舞香さん、、
やっぱり耐えられない、、」
友子さんはたまらず、
泣きながら閉じこもったお手洗いから
さっきの夫とのやりとりを
舞香さんにLINEを送る。
舞香さんLINE
「それは酷いね、、、
今日はまた携帯見てみるの?」
友子さんLINE
「うん、、眠れないから多分
見ちゃうと思う、、
そしたら舞香さんに
教えてもらった通り
1つずつ写真に撮ったりしないで
スクロールしながら動画に撮るよ。」
舞香さんLINE
「うん、だけど明日こそ
大変かもしれないから、、
今日はちゃんと寝てね、、
なんて、寝れない気持ちも
わかってるんだけどさ、、」
友子さんLINE
「うん、でもありがとう。
明日1人じゃないって心強いよ。
あ、ちなみに今パソコンは
寝室のテーブルにある。
明日このままここに
このパソコン置いといてくれたら
ご主人に誘導してもらわなくても
大丈夫なんだけどね、、
って、こんなところに堂々と、、
本当私って、なーーんにも
疑われてないんだね。笑えるよ。」
舞香さんLINE
「じゃあ明日、そのパソコンが
そこにあることを祈って
ね、早く寝ようね。」
2人はそう言ってLINEを終えた。
もちろん友子さんはこのあと
夫の携帯を見たわけだが
舞香さんにはこの日は、
何も報告しなかった。
◆
翌日、誠が実家からやってきて
一旦舞香さんと
日菜ちゃんのいる部屋にやってきた。
日菜ちゃん「パパー!」
誠
「おぉ、日菜!久しぶりだなー。
あっ、、
お久しぶりです、、、
いらしてたんですか・・・」
誠は、玄関に入るなり驚いた。
マンションには
舞香さんのお姉さんも来ていたのだ。
舞香さんの姉
「昨日舞香に用事があって電話したら
今日のこと色々聞いて、
あなたたちは良いけど
それじゃあ子供達が可哀想
って思ったからきたの。」
舞香さんのお姉さんは
少し怒っていた。
舞香さんの姉
「集まるのは別に良いけど
大人たちがそれぞれ
自分たちのこと話してるのに
4歳の子供同士に
何して遊ばせてるつもりだったの?
YouTube見せてるにも
限界があるでしょ。」
舞香さん
「それは、、ごめん、、
1度み始めたら夢中になるから・・・
1・2時間くらいは
大丈夫かなって思って、、」
舞香さんの姉
「別にそれはそうだけど、
1・2時間くらいで
済まないでしょ?
・・それに、子供達がいたら
集中して調べること、
出来ないでしょうが。」
舞香さん
「お姉ちゃん、、
ありがとう。」
舞香さんのお姉さんは、
最近舞香さんがあまり
弱音を吐いたり相談をしてこないことを
心配していたようだ。
それで今日は、
自分の子供たちを連れて
友子さんの子供達ごと
舞香さんの家で面倒を見てくれると
わざわざ足を運んでくれていた。
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