亡DADのボート
2019年9月にQLD州のリゾートでディズニー挙式をしたキム（当時26歳）
義兄さんの次女だ。
2022年８月に義兄さんが脳膠芽腫を宣告され、これ幸いとメルボルンから引っ越してきたキム一家。そして今年3月他界した。
そののち遺品整理が始まって、うちの旦那さんと兄嫁（リアン）との間で色々と話し合いがなされていた。
今回ばかりは兄嫁も気を落としていて優しいうちの旦那さんはリアンを気遣っていた。
２人の話し合いの中で、義兄とうちの旦那さん（兄弟）が所有していたボートをうちの旦那さんが所有にすることになった。元々はお義父さん所有のボートで、義兄が亡くなる前にも、お前が所有してくれって言ってた事だし兄嫁も了解済み。ボートだけでなくボートを積むトレーラーも一緒だ。毎年かかっていたRegistration feeと Insurance は折半してきた。修理があれば各自が修理してきたし、しかしボートはいつも義兄の家に置いてあったので私達が「使いたい」と尋ねて使うことは滅多にしなかった。使わないのに費用は折半して払ってきたという状態だった。
そして。。。
昨日、キムがこういうテキストを旦那さんに送ってきた。
これ読んだ旦那さん、仕事終わったらその足で義兄の家へ。（義兄は他界してる）
そこにはキムがしかいなかったが、このメールについてボートの件はお前の母（兄嫁）と話がついていて自分が所有することになっている！と言ったら、キムはtextのように、
私には知らされてない、話し合われてない、父親のエステートだから家族に権限がある
、あなたはボートに関して何の修理もせず関知せずにいたのに父親が他界したらこうやってすぐに手を付けるのか！
と反撃してきたらしい。
よく考えろよ
あのボートはキミのお爺さんのもので、その後はキミの父と弟である自分のモノ。他界したらオレ所有になるわけ。その話は生前のキミの父とも、キミの母も了解してるんだよ。そしてあのボートは底に穴も開いてるしエンジンも傷んでいる、使う前にあれこれ修理しないといけない。トレーラーもコネクタが使えない。オレの所有にして修理もしておく。毎年支払っているregistrationもinsuranceは折半でなく全額自分が払う。だけどもし君らがボートを使いたいというなら使っていいよとお前の母（兄嫁）と話してたんだよ。
しかしそうやってオレを盗人扱いするならボートはお前のモノにしろよ、好きにしろ。アダムが船舶免許持ってるんだからボート操作は出来るんだろう、しかし言っとくけどあのボートは修理しないと乗れない。乗ったところで船底に穴があいてて沈んだところでオレのせいじゃないからな！覚えとけよ！
キム「・・・・
」
みるみるうちに顔色が変わって、ヘッドダウン
完全ノックアウト
何度も見てきたオージーバカ女の浅はかな筋の通らない物言いが、旦那さんに撃沈されるシーン
（いや、私は実際には見てないけど、家に戻ってきた旦那さんから聞いた）
ボート以外にも、義兄さんの倉庫にあるツールについて、溶接機とかグラインダー、たくさんのメタル・スチールなどがある。義兄さんは生前、要るものがあればお前（うちの旦那さん）が持って行って、要らなければ処分してくれていい、と言っていた。なので兄嫁とも話し合って、手が空いたら倉庫の中を処分しよう、売れるものもあるし手伝ってあげるから、と話はついていた。その件もキムはDADのエステートに手を付けるなと言ったそうなので、
一度、リアン（兄嫁）の前でキムに言ったほうがいい。
リアンとも生前の兄とも話がついていたが、キムがそういうなら倉庫のツールも自分の好きにすればいい。あそこには鉄の重い廃材や人間の手では到底動かせない重い機械がある。エステートに手を付けるなと言うんだから全てはキム達のもの。盗人扱いされるんだからオレは手伝わない。あの廃材を動かすにはフォークリフトがいるけどな！
って言ってやればいいやんって旦那さんにアドバイスしておいた。
（うちにはフォークリフトがあって義兄さんもしょっちゅう使っていた）
旦那さんも私も、本当はボートは要らない。
維持費でお金がかかるのと、よく手入れしていないと使う時に困る。しかし年間、何度ボートを使うか？と言ったら２～３回？ボートを出すとガソリン代も要る。朝起きてボートを積んで港に出て、数時間釣りを楽しんだら家に戻ってボートを水洗い。錆びるからね。釣り用具も水洗い、ランチや水筒、釣った魚の処理など、結構エネルギーを使う。みんなボートを買った時は嬉しくなるが、結局はあまり使ってないのが実態。
だから旦那さんが言ったように、
手入れや諸費用は旦那さんが払うけど、使いたい時は使わせてくれる状態が一番いい。ありがとう
って素直に言えば、いいよ
ってなるのにね。頭っから「うちのエステート！」と噛みついてくるから結局は損しかしないこの家のビッ〇達。
