本葉が出てきたダイズ。

せっかく伸びてきた柔らかな本葉を夜の間にムシャムシャ食べ尽くしてしまう者が出てきました。

こうなってはダイズはもう育ちません。その犯人はダンゴムシ。

ダイズの芽の先についた葉に集まっているダンゴムシ。

 

ダンゴムシは落ち葉や落ちた果実などを食べて分解する虫で、わざわざ危険を冒して高い場所まで登るようなことはめったに無い、いつも石の下などに隠れている弱い虫です。

そんなダンゴムシが枝をよじ登って、ダイズの葉っぱを食べるのは、よほどダイズの本葉がおいしいんでしょうか…?

 

 

 

 

 

 

ダンゴムシは子ども達にとって、人気のある存在で、毎朝、登園後には石やプランターの下から見つけ出し、大物が捕れると誇らしげに見せにきます。

危険な害虫というほどではなく、発見次第駆逐というのはやり過ぎです。

 

ダンゴムシがダイズの芽を喰い荒らすというのは、原因があるはずです。

 

 

 

 

 

 

 

原因は、花壇につけた囲いだと思われます。ツルツル滑るこの囲いをダンゴムシが乗り越えられず、エサを求めようにもこの花壇の囲いの中だけでエサを探さなくてはならないので、大方のエサである落ち葉を食べ尽くした後、空腹でダイズの芽に向かったというのがダイズ被害の原因のようです。

なので、ダンゴムシのエサになる、大量に落下したアメリカデイゴの花を集めて、畝の間に置きました。

 

…すると、すぐに効果が現れ、ダイズの芽が齧られることはなくなりました。

 

目に見えるものを短絡的・徹底的に排除するのではなく、その原因になっていそうな背景を考えて目を向けて緩やかに望ましい対処をする…案外、子育てにも通じる方法かもしれません。