子ども達が「何か分からない虫がいる!」と呼びに来ました。

子どもが指さす先を見ると…

 

 

 

 

 

 

 

アシナガバチが巣を作っているところでした。丸くなっていたのでハチだと判らなかったようでした。

隣接するマンションの自転車置き場の自転車カバーのくびれた箇所。まだ小さなハチの巣、それをジッと守っている母バチが女王蜂です。

まだ巣が小さい内に子どもが目敏く見つけてくれて幸いでした。普通、こんな雨に濡れそうな場所には巣を作らないのですが。

 

アシナガバチはスズメバチほど自分から攻撃してくるケースは多くないですが、巣が大きくなり、ハチの数が増えてくると巣の近くを知らずに横切る人間を攻撃してくるはあります。この位置なら巣は取り除くのが望ましいでしょう。

この状態なら駆除するのに手はかかりません。女王蜂は小さな巣に産み付けた卵を守ろうとするので、間髪入れずに動きを封じれば飛んで向かってくることは無さそうです。

退治の様子を見たがる子ども達を安全な位置まで遠ざけて、殺虫剤は使いたくないので、ある方法で捕まえて無力化(真似されて被害に遭われると困るので伏せておきます)。

 

 

 

 

 

 

 

 

固唾をのんで成り行きを見守っていた子ども達でした。

退治したアシナガバチを見せて「死んでいても針が残っていると刺されることがあるので、死んだハチを見つけても触らないように。アシナガバチに刺されて死ぬ人もあります」と教えました。「判らない虫は触らないで先生に言ってきてね」とも伝えました。

取り除いた巣には3個の卵が産み付けられていて、興味深そうに観察する子どももいました。

無暗に怖がるのではなく、正しく知識を持って恐れ過ぎずに怖れる…子ども達にとって良い学びの機会になったようです。

 

焼いて処分するのが望ましいですが、堆肥の中に埋めました。殺虫剤を使っていないのでやむを得ず奪った命も畑の作物に循環出来ます。