すでに期日前投票をしてきた毎度楽々です。

なので今更投票について書くのはどうかと思うのですけれどね。

衆議院選挙は、1票ではなく、2票を投じる選挙です。
直近の世論調査によると、自民党の優勢と希望の党の失速が報じられ、希望の党に見放された人たちの立憲民主党が野党第一党になるかも・・・との予測です。

これは、1票の投票ではなく、2票(小選挙区と比例)の投票の所為でしょう。

どうも日本の有権者は、勧善懲悪の「水戸黄門」型の振る舞いが正しいと思っているのでしょう。
小選挙区を自民党の候補者に入れても、安倍一強政治批判もあり、比例では一見民主党に入れてバランスをとろうという心理かなぁ。

希望の党は、代表の小池百合子氏の「野望」が明らかになり、「サラサラない」「排除します」の言葉で人気が失墜してしまい、排除された一見民主党の人々にバランス状の振り子が傾いたような感じです。

人間の心理として、自信がない時や論理性よりも「心情とか感情」というものを働かせるのも解ります。公明党支持者ならば、自公連立政権なので、小選挙区は「自民党」と書かざるを得ないので、比例は、他党に・・・というのもあるでしょうね。本来は比例こそ「公明党」なんですけれど・・

勧善懲悪と判官びいき・・・水戸黄門と義経千本桜
テレビと歌舞伎の人気の演目です。常日頃こういう人気の番組とか演目を見てると、「正義は勝つ」という庶民心理が働くのはむべなるかなです。

政治は、政治家を選び、政治家は、法律を定めるのです。つまり、感情論で法律を決めたりはできないと思っています。法律は、厳正な論理の世界ですからね。

法治国家である我が国の選挙が感情に流されるのは、毎日の生活の中で「不平不満」があるからです。自分は正しいと思い、悪を退治する正義の味方を求めるのは当然かもしれません。

選挙の風・・・と言いますが、「風の正体」は不平不満なんです。だから感情で動いているわけです。無党派と言いますが、これは、まさに自分はどの党にも応援せず(できず)に自分勝手な気ままな投票をしたいということでしょうね。この無党派に、孤立した群衆心理が働いて風になるんだと思います。


ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村