12月初めのことです。
この年の関東地方の冬は暖かくて、軽い羽織ものでも十分で、手術をした肩が冷えたり、冷えから痛みが出て辛い、ということはあまり無かったのかなと思います。
痛み止めは、退院まで、術前日から最初の1週間ジクトルテープを2枚貼り、8日目から1枚貼りになりました。
装具の付け外しや、就寝時の体制も不自由さが術後当初からは随分と解消され、そろそろ退院ですね、ということで、12日間の入院を経て土曜日帰宅することになりました。
たまたま車の保険で、この年の9月に補償内容を見直したことが功を奏して、
「選べるアシスト」と直接的な車(自身の)の事故以外の「弁護士サポート」が付いていたので、労災事故とはいえ、もらい事故によるいろんな不自由さの心労は現在も少し抑えることができているのかな、と思います。
入院日数によって、差額ベッドの補償だったり、家事代行などの補償、退院祝いの旅行や食事会までサポートを受けることができました。
退院日を家族に知らせて、ベッド周りのお片付けを徐々に始めて行きました。
退院したら、きっと不便なことがいっぱいで、家族も気の利いたサポートをしてくれるとは思えないし、だけどイライラしないようにしないと、と気持ちを整理して退院までの残り4日間を、日に2回のリハビリをコツコツ過ごすことで前向きに持っていくように意識しました。
幸い、同じ病室で、ある外科の手術を受けられた方から、いろんな前向きなお話を伺ったり、お孫さんや娘さんのお話をしてくださったりして、退院後の楽しみをお互い想像しながら術後の身体を休められたことは運が良かったと思います。
その方とは、退院後の診察の帰りに偶然ご一緒できたきりですが、一言二言お話しできただけでも心温まる素敵な時間が過ごせて嬉しかったです。
またお目にかかりたいです。