インドの衝撃 | 池田麻衣子オフィシャルブログ 「My Mai days~気楽にまぁいこーよ~」 Powered by Ameba

インドの衝撃

インド…本当に好き嫌いが分かれる国だと思います。
人生観が変わる、とかよく言われますが、確かにいろいろ衝撃的なことが多い国なので、分からなくもありません。

$池田麻衣子オフィシャルブログ 「My Mai days~気楽にまぁいこーよ~」 Powered by Ameba

まず、信号がないのでクラクションでみんながみんな主張する。
クラクションが聞こえない瞬間がないレベル。

$池田麻衣子オフィシャルブログ 「My Mai days~気楽にまぁいこーよ~」 Powered by Ameba

文字にするとこれだけですが、想像できますか?!
ひっきりなしにクラクションがあちこちから飛び交っている状態。。
もうそれだけで精神がすり減っていくのが分かってもらえるかと思います笑

$池田麻衣子オフィシャルブログ 「My Mai days~気楽にまぁいこーよ~」 Powered by Ameba

あとはもうとにかく運転が荒い。

$池田麻衣子オフィシャルブログ 「My Mai days~気楽にまぁいこーよ~」 Powered by Ameba

そして車間距離が近い。
それなのに高速道路みたいなところでも、人や動物は道を横断してるし、道端でご飯食べてるし。
抜かす時は反対車線に入るんですが、いつか正面衝突するんじゃないかって冷や冷や。
実際道中で正面衝突した後の事故現場見ましたし。。
しかも、挙句の果てに私のドライバーも車とバイクの間に挟まれてハンドル操作を誤って、道端に立っている金属製の結構重い看板に正面衝突した結果、後ろに乗せてた荷物が全部下に落ちるくらいの衝撃がありましたし。
車に乗ってて初めて事故を経験しました。。
そして、人の運転する車に乗ってて、初めてのこれほどまでの恐怖を感じながらのドライブでした笑
私下手したらインドで交通事故で死ぬんじゃないかっていう。
そんな思いがふっと心に浮かびましたよね笑
車を降りて道を歩く時も、今度は轢かれるんじゃないかという不安。
右から左から前から後ろから、あらゆる方向から車、バイク、リクシャーが迫ってきて、クラクションを鳴らしてきます。
もうほんとに恐怖。
そして、道路を横切る動物たち…牛、馬、ロバ、ヤギ、犬、ブタ、サル、ラクダ、ゾウ、鳥などなどなど。

$池田麻衣子オフィシャルブログ 「My Mai days~気楽にまぁいこーよ~」 Powered by Ameba

車に乗っているときは、いつか動物を轢いてしまうんではないかとそこでもハラハラ。。

$池田麻衣子オフィシャルブログ 「My Mai days~気楽にまぁいこーよ~」 Powered by Ameba

轢かれた動物も実際ときどき見ました。

$池田麻衣子オフィシャルブログ 「My Mai days~気楽にまぁいこーよ~」 Powered by Ameba

公園にもたっくさん動物がいて、さながら野外動物園のよう笑

$池田麻衣子オフィシャルブログ 「My Mai days~気楽にまぁいこーよ~」 Powered by Ameba

一度、バラナシでホテルから出ようとしたら、道を牛2頭が塞いでいて、どうしようか10分くらい悩みました。

$池田麻衣子オフィシャルブログ 「My Mai days~気楽にまぁいこーよ~」 Powered by Ameba

最初2頭とも立ってたんですが、1頭は座っちゃうし。
何とかして間を抜けられないか試行錯誤したんですが、隙間が本当に少ししかなくて…。

$池田麻衣子オフィシャルブログ 「My Mai days~気楽にまぁいこーよ~」 Powered by Ameba

しかもそこがちょうど1頭の後ろだったので、通った時に後ろ足で蹴られたらたぶん大怪我するだろうな~なんて考えていたらなかなか踏ん切れず、牛2頭の間に挟まって10分くらい緊張状態でした笑
最終的には諦めてホテルまで戻り、助けを求めたところ、牛を追い払ってくれました。

$池田麻衣子オフィシャルブログ 「My Mai days~気楽にまぁいこーよ~」 Powered by Ameba

あんなに近くで牛とにらめっこしたのなんて、小さい時に祖母の家に飼われていた牛と以来じゃないだろうか。。
そして、一番体力と精神力を消費するのは、インド人たちとの対峙。
とにかく日本人と分かるからか、あらゆるインド人が寄ってくる。
チップをくれだの、おみやげを買えだの、リクシャーに乗れだの、ガイドをさせろだの、お金をくれだの。。
ほぼ何もしていない(しかも頼んでないのに何か勝手にやってくる)のにチップを要求してくるのは一体何なんだ( ゚Д゚)
しかもチップの値段に、これだけ?とか文句言ってくる。
お金に余裕のある旅ならいいけど、こっちだってギリギリなんだっつーの!笑
物乞いは、カースト制度で仕方のない部分もあるのかなって思うんですが。
あとは言うことがとても適当。
インド人の考え方では、聞かれたら何か答えてあげたいと思うらしく、嘘を教えてくれちゃうんですが、分からないなら分からないって言ってほしい笑
この辺の話は、バラナシの空港で逢ったイギリス人の女の子たちと共通の見解としてめっちゃ盛り上がりました笑
まぁ友達作りに役立ったからよしとします。笑

衝撃的だったのは、道端にもうただ死を待つだけの牛、そして、人間も見かけたこと。
牛は明らかに倒れてしまっていて、自分の力でもう起き上がれないらしく、でもそれを見ても人々は何もしないので、たぶんあのまま死んでいくんだろうな、と。
日本で同じような状況の牛を見たら人はどうするかな~と考えました。。
きっと東京だったら、自分たちで牛を起こそうとはしないけど、業者の人とか呼ぶんじゃないかな、と思ったり。
でもうちの田舎だったら、あれはもうしょうがねえんだって言って放っておくような気もしたり。
人間は、車の窓からちらっと見ただけなので詳しい状況は分かりませんが、どう考えても栄養が足りていないがりがりのおじいさんで、足に怪我しているのか、足の甲が赤くただれていて、そこにハエが集まっていて、それを追い払うでもなくただ横たわっていて…。
あのままだったら絶対死んじゃう、って直感的に思いました。
交通量のものすごく多いロータリーのところで、だからって私は何もできなかったんですが。
火葬場に行った時に、周りにホスピスがあって、そこではもう治療するでもなく、ただ死を待つ人たちが暮らしている、と聞きました。
同じようなことは、どんな国だって、もちろん日本でだって起こっているはずのことなのに、何だか遠いことのように感じてしまう。
先進国になればなるほど、いろんなものの棲み分けがされて、まるでその世界にそんなことはないように感じるものが多くなるような気がします。
これは良くないことなんじゃないかなって個人的には思います。
だからって、屠殺場に行って、豚が殺されるのを見て、生き物を食べていることを自覚しろ、っていうのも何か違う気もするんですが。。
どうしたらいいのかは私には分かりません。
インドでは、道端のお店で鶏を鶏肉にする作業をやっていたようでした。
車からちらっとだったので実際の作業現場は見ていませんが…。
とにかく、総じて、インドに行く時には絶対にエネルギーが必要です。
インドに私と1日違いで一人旅をしていた例の日本人の男の子も、「1時間街を歩いただけで、こんなに疲れるなんて…」と言っていました。
1時間くらいしたらお店にでも入って休憩しないと、体力の前に心がやられます。
そのくらい、インドってエネルギーがいる国です。
インド自身がエネルギッシュな国なんです。
私はタイで体調くずしてからの入国だったので、そういった意味でもいろいろ辛かったです笑

ということで、世界一周一人旅の教訓その五。
5, 元気のない時にインドに行くべきではない。

でも、自分自身に元気がある時ならば、一度は行ってみて損はない国だと思います。
ハマる人はどっぷりハマる国です。
…私は、しばらくいいかな~笑