公認会計士まーやんの「でっかい声で独り言!」 -54ページ目

【雑記】もう、49日。

東日本大震災から、今日で49日。

被災して亡くなられた方々や、
家族に先立たれた方などに想いを致すとき、
本当につらい気持ちになります。

亡くなられた方のご冥福を改めてお祈りいたします。



そして、一日も早い復興のために、
出来ることは何かをこれからも考えたいと思います。

復興が長丁場であることは間違いない。
しかし、きっとマスコミなどはいつしか報道を沈静化させてしまうのでしょう。

私たちに必要なことは、今この瞬間の憐憫の想いだけではなく、
これからずっと続く復興へのビジョンを持ち、
根気づよく、自分たちなりの活動を続けていくこと。


「できるときに、できることを、できるだけ。」
一緒に、ゆっくり、元気になりましょう。にっぽん。

【経済ニュース】ホリエモン実刑確定を考える。

このブログの前によく日記をmixiで書いてましたが、

あれは日記のリンクが貼れたりして色々便利でしたね。


ただどうしてもクローズドな関係しか作れないので、悩んだ挙句捨象しました。


…それはさておき。

ホリエモンの実刑確定。

評価は色々ですね。



「出る杭は打たれるという日本の旧態依然がもたらした事件だ」と評する人や

「あの人なら日本を変えられるという期待をしていたのに」という人、

中には「アレだけの粉飾をしたのだから、当然ではないのか」という人も。


罪を犯したとき、2種類の「裁き」があると思っている。

・司法での判断に基づく裁き

 ⇒死刑、懲役、禁錮、罰金、過料・

社会的な裁き

 ⇒容疑者時点での氏名公表による風評など

これら2つを分けることがそもそも適当か、というと、

僕は一体としてみるべきだと思っています。


刑事裁判は社会に対する損害を与えた人にしかるべき処罰を判定するためにあるわけで、

裁判を待つまでも無く社会的な制裁が加わっているのであれば、

それは減刑を考慮する要因となるはず。


堀江氏の場合、「偽計」「風説の流布」などで容疑が立証されたわけで、

有罪判決自体は妥当なものでしょう。

もちろん、堀江氏自身が「知らなかった」ということも可能性としてはあるが、

一次情報を疑い始めるとキリがありませんから、ここでは述べません。

判決が確定した以上、もう覆ることは無いでしょうから。


ただ一点言いたい。


これは、有名人の裁判で僕がいつも感じること。

有名人の裁判における「社会的な影響を考慮して」というくだり。


社会的な影響は判決が作るのではなく、社会が作るというのが筋でしょう。

(現時点では社会というのは「マスコミ」という言葉に置き換わっていて、

 それはそれで不条理な気がするけども)


同じ罪状でも、有名人だと刑が重く、一般人だと軽い。

それは常識的に考えておかしい。

社会的な影響というのを量刑に反映させる合理性はどこにあるのだろうか。


また、有名人の事件は確かに社会的影響は大きいかもしれないが、

同時に有名人が受ける社会的な裁きも非常に大きいものがある。

上述のとおり、僕は社会的な裁きも含めて「罰」と思っているから、

両者をテンビンにかけたとき、やはり量刑を重くする判断はおかしい。


そのいっぽうで、日本の裁判の判例でも、

社会的な制裁をすでに受けていることを理由に

執行猶予を付す判決を行うケースもありますよね。


「社会的」という言葉が、

単に方便として量刑を調整する材料に使われている気がしてならない。




これは余談ですが、白い巨塔という小説でも似たケースがあった。


医事裁判の一審判決では医療ミスが無かったものとし、

二審判決で高裁が大学病院教授の医療ミスを認定します。

そして原告勝訴という形で、ある意味ハッピーエンドになるのですが、

判決の趣旨に「被控訴人が国立大学病院の教授であることに考えを及ぼすとき。。。」というくだりがある。


…あれはいただけないと思ってました。

(作者の山崎豊子氏も、あの小説は実は敗訴で終わらせたかったのだが、

 読者からの非難と反響を受けて二審判決で被害者が浮かばれるような形で

 続編を書くこととしたと綴っている)


もっとも僕は会計専門家でしかないので、

法律や裁判のことは弱いですから、上記のこともまったくの素人意見です。

この辺は法律専門家の意見を聞きたいところです。



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【読録】もう、資格だけでは食べていけない

もう、資格だけでは食べていけない/横須賀てるひさ
¥1,575
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横須賀さんは、行政書士として年収1千万円を超える収益を獲得していて、

そのためのノウハウを以前からメルマガで拝読していました。



このたび本が出たというので、買ってみた。





まず言及したいことは、

公認会計士にとって、年収1千万円という壁は、ある意味低く、別の意味では高いということ。





監査法人での出世競争に負けないように気をつけていれば、

マネージャに昇進して1千万円を稼ぐのはザラです。





ただし、

最近は出世競争も厳しくなっているから、

上に書いたように「気をつけていれば」なんていう甘い世界ではなくなってきた。

(これ自体は何も悪いことではないと僕は思ってます)





そしてそのいっぽうで、

せっかく公認会計士になるのだから、もっと色々やってみたい、

そう言う思いで独立や転職に至る人もいるのですが、

そうなると当たり前のような話、「収入」は保証されないわけですから、

色々と工夫しないといけない。





少なくとも最初のうちは「安くする」くらいしか経営努力の方法もないから、

収入がグッと減ることだってある。







士業が安泰といわれた時代は、もう過ぎているということ。











この本はそんな世の中で、

「独立して、なおかつ稼ぐ」これを目指すというものです。







本ネタを明かすのは無理ですが、

書いてあることの一つ一つは、的を射ていると思う。





ただ、具体性に欠ける話が多かったのも事実。





まぁあらゆるサムライ業のために書くのだからそれはやむを得ないのですが、

これくらいならメルマガで無料で読ませれば良いじゃん、っていう思いもちょっとはある。



いっぽうで、

この本で紹介されていることを実践すると、

おのずと「本を出す」ということも視野に入ってくるわけで、

横須賀さんはその実践記を等身大で紹介してくれているともいえます。



私などはお勤め士業ですので、

独立で成功するフェーズを分解してくれる情報があるだけでも

イメージはわきやすくなるので、助かるなぁとは思います。






この本、実際に独立している士業の方はどう感じますか?





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