こんにちは

まほろです


築95年の夫の実家をリフォームして

二拠点生活をしています







 ​珍しい? 懐かしい?



実家をリフォームしてから

気づいたこと


それは、うちを訪れるお客様の反応に

2つのパターンがあることです



まず、思いっきり珍しがってくれる方。


私も初めて来た時にはそうでした


「わーっ、太い梁ですね!」と

上を見上げて、


ぐるっと見渡して

「あ、井戸もあるんですね!」


まさに非日常感を楽しんでもらえて

嬉しくなります



一応、私が決めた家のコンセプトは

絆を育む家


サブコンセプトが

非日常感を愉しむ


なんです!


(↑家族はコンセプトを忘れてると思う)




一方、懐かしんでもらえることも多いです



会ってすぐ開口一番

「ほぉー、懐かしいなぁ。実家が同じ造りでねー」

とおっしゃった年配の男性。

「ここも同じだ、ほらここも」と

共通点を見つけて嬉しそうでした。



残念ながら築150年のご実家は

代替わりで建て替えされたとのこと。




仕事で来られた若い男性も、

用件が済むと表情が緩んで

「祖父の家がこんな感じでした。

よく遊びに行っていたので懐かしいです」

と話してくれたり。




帰りがけに靴を履きながら

「うちも昔はこんな土間でした」と

懐かしそうにゆっくりと吹き抜けを見上げて、名残惜しそうに帰る方。







一人、印象に残っている方がいます

私より少し年上の男性でした



用件の済んだあと

「リフォームされたんですね」

と話が弾み、



「そうなんですよ、井戸も残したんですよ」

奥に案内すると


「あぁ」と一言。



そのまましばらく梁を見上げたまま

じっとたたずんで



ゆっくり、ふぅっと息をつくと、

「失礼します」と

言葉少なに帰られました。




背中を見送りながら思いました。


もしかしたら

あの男性の目には、

どこか別の思い出の場所が

映っていたんじゃないかしら。

そして、一緒に過ごした人の顔も。



もちろん想像に過ぎません。



でも懐かしさの先に、


古民家はその人の

原風景を思い出させるものなのかもしれません




今日もお読みいただきありがとうございます



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