現地の神父様との出会い | フィリピン大好きo(^o^)o
2005-06-22

現地の神父様との出会い

テーマ:マニラ

マザーテレサの施設へ行きました。


ここには学校と、シック・チルドレンの施設死を待つ人々の家があります。



sick

シック・チルドレンの施設(孤児院)は

様々な障害を持った子供達が収容されています。
ほとんどは、親に捨てられてしまった子供達です。



水頭症に対する知識はわずかながら持っていましたが

実際に会った事はありませんでした。

この施設には、10人ほどの水頭症の子供が収容されていました。

子供たちの頭は想像以上に大きくて唖然としました。

彼等のあまりにも大きな頭に驚き、私はしばらく声も出ませんでした。


こんなに大きい頭では、重たくて歩く事は出来ない…


他の子供達も重症の子供がほとんどで排泄や食事は自分ではできません。

苦しそうな寝息をたてて寝ているか、泣いている子供ばかりです。

まわりを見渡しましたが、笑っている子供は見当たりません。



17才の少女がいました。彼女も水頭症を患っています。

他の子同様に立ち上がる事はできないので車椅子に座ったままでした。
驚いた事に、神父様と彼女が英語で会話をしているのです。

病気を抱えていても、親に捨てられ施設にいても

英語を身に付け前向きに生きようとする彼女の姿勢に感動しました。



ここで働くシスター達は疲れた顔も見せず

たえず私達に天使の微笑みを投げかけてくれます。



子供を抱き上げてみました。

その子は、ギュっとしがみついてきました。


1人だけ抱いていては、他の子が可哀想と思いベッドに置こうとしたら、

その子は私にしがみついたまま離れようとしません。

他の子は 『抱いて』 と言わんばかりに泣いています。

彼等の涙一杯の瞳を見るとどうしていいのか分からなくなります。


私の腕が何本もあればいいのに…

この子達をいっぱい抱っこしてあげられるのに…



よく見ると、顔の可愛い子が泣いています。

容姿に障害の現れている子は、ただボ~っとこちらを見つめています。


私達のような訪問者は、

無意識のうちに可愛い子を抱いてしまうのだそうです。

言われてみると、私も可愛い顔の子を抱いていました。


そのためか、可愛い子は抱かれ馴れているので

もっと抱いて!!と、しがみついてくるし

そうでない子は諦めの心で、私達を力無く見ているだけなのです。



Mother Teresa


この施設で日本人神父様に偶然お会いしました。

何十年も前からマニラに滞在しておられます。


私は初対面でしたが、名前は以前から知っていたので

偶然出会えた事に嬉しさを感じました。



私達の神父様とこの神父様の談笑が始まりました。

私は側で興味深く2人の話を聞いていました。



そのうち、ボランティアの話になると2人の会話はヒートアップしてきました。

もちろん神父様同士ですから、静かなバトルではありますが…



私達が日本から援助物資として衣類やお金、薬などを運んできた事に対して

その神父様曰く

『薬は要らない。薬を持ち込むのは犯罪ですよ。

今日死ぬのも明日死ぬのも運命だからフィリピンに薬はいらない。

自分も今日死んでも心残りはない。

衣類も要らない。

いつだったか日本から古着が送られて来たけど、

それは汚れがあったり長袖だったり、着られる物じゃなかった。

もうこれ以上フィリピンにゴミを増やさないでもらいたい』


私は心の中で叫んでいました。


薬は要らないって言うけど、もし目の前にいる人が死にそうで

自分が持っている薬を飲ませれば助かる場合

それでも、あなたは運命だからと薬を飲ませないのですか?



2人の神父様の、静かなる激論はかなりの時間続きました。



ドイツ人神父様は、現地に住んでの活動はできませんが

何十年も前から今回のような援助物資を届けたり、

フィリピンへの色々な活動は続けています。

それをいつも見ている私は、心の中で神父様の味方をしていました。



日本人神父様は、頑固親父みたいなこと言っている…

どうして私達の神父様の行動を否定するような事を言うのだろう?

長年マニラに住んでいるのなら、ご苦労さまくらい言ってくれてもいいのに…


この時、私は釈然としない気持ちでした。



その後、帰国してからもこの事は私の頭から離れませんでした。

マニラで会った神父様って随分と奢った考えの人だったなと

この時の事を思い出だしては納得のいかない気持ちになっていました。

でも、しばらくして私にもやっと理解できました。


マニラで出会った神父様が言いたかったのは

ボランティアをしにきました!!という人々がどれだけの事をして帰ったんだい?

フィリピンに古着を送った人のように、

服を送ったから自分はボランティアをしたのだと満足しないで欲しい。

相手の立場を考えたら、例え貧しい人にでもシミ付きや長袖を送るのは

ありがた迷惑であって、ただの自己満足でしかないだろう。


今回、私達がフィリピンに援助物資を届けたのは

ボランティアをしたのではなく、ただ入り口に立っただけだったのです。

(もちろんドイツ人神父様は別ですが)


そして、あの日本人神父様は私達に、

この先も、いつもフィリピンに心を寄せて

フィリピンの現状を広く世間に知らせて欲しい

と願っているのだと思いました。



ドイツ人神父様も…

フィリピンでボランティアをしましょうと私達を旅に連れて行ってくれましたが

内心は、ボランティアをするというより

日々、ストレスと疲れの中で生活する私達日本人に

心の洗濯をさせるのが本当の目的だったのだ!!と思いました。


フィリピンの人々から、また神父様から

ボランティアを受けたのは私達のほうでした。




マニラの西本神父様、いつまでもお元気で…

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