私と息子は10時30分のイベントに参加するために車で出発!

 

スタートして直ぐに息子が車載モニターを指さして一言。

 

「8時53分」

 

 

『 ‼ 』

 

 

『 ・・・ 』

 

 

「あれっ!1時間早いね。」と私。

 

「あれあれー、もしかして1時間早いことに気が付いてたー?」と私。

 

 

『 ・・・ 』

 

 

「うん。」と息子。

 

 

 

『まさか、父親に思っていることを言えないのかな?』

 

 そこで私が矢継ぎ早に質問をします。

 

「どうして言わなかったー?」

「言ったら悪いと思ったのー?」

「それとも言う勇気がなかった?」

「緊張するとか?」

 

 

「うん。緊張する。」と囁くような声で息子が答えました。

 

 

「そっかー。でも、言わないと自分の時間がもったいないよー。」と私。

 

「そうだね。」と息子。

 

「次は、言ってね。」と私は言って、この話を終えました。

 

 

なるほど。

 

『家族でこれだと他人だと、もっと言えないのかもしれないな。』

 

『人の気分を害すのが嫌なのかな?』

 

『これは勇気を育てないといけない感じかな?』

 

 

まだわからない。

 

いずれにせよ、彼を今まで以上にしっかりと見なければならないようです。