私が代表を務める「まごころ少額短期保険」は、お客様から依頼を受けて保険商品を開発販売する保険会社です。

 

その当社が、登山保険を開発することになったのは、登山愛好家の赤沼勝美さんとの出会いに始まります。

 

ある時、メンタルサービスを提供している会社からメンタルに関する保険商品開発の依頼を受けたので、その開発会議に赤沼さんには医療サービスのアドバイザーとして参加をお願いしました。

 

しかし赤沼さんは、その開発会議の都度、登山保険の話をされます。

 

「本格的な登山をする登山者は準備を怠らない。天候も把握し、安全を期すためにアイゼンとピッケルを用意し、登山計画も事前に立て、体を鍛え、決して無理はしない。本格的に登山している人ほど遭難しないと思われるのに、いま世の中にある登山保険は実態と合っていない気がする。」と。

 

こうして彼は2年にわたり新たな登山保険の登場の必要性を我々に唱え続け、我々は根負けして実態に合った登山保険を開発することになりました。