おにはそと、ふくはうち】



今日は23日。節分だ!


節分と言えば豆まき!




豆を鬼にぶつけることにより、一念の災厄を追い払い、無病息災を願う行事だ。この行事は、そもそもは宮中の年中行事として平安時代から存在し、それが江戸時代に庶民まで広まったらしい。



面白いことに、中国から伝わってきたこの風習は、今では日本にしかないそうだ。


その風習に、最近、地方の風習までも広がっている。大阪の辺りで行われていた「太巻きの丸かぶり」がコンビニエンスストアの戦略か何かで一般的になりつつある。


そもそも恵方は陰陽道の福徳を司る神である歳徳神が座する方位を恵方と言い、その方位に向かってことを行えば万事うまくいくと言われている。それを大阪の商人の方なのか、誰かが恵方に向かって行うもとして「太巻きの丸かぶり」という方式を生み出したのだろう。



ちなみに歳徳神の別名は正月様。その昔、この儀式を大晦日にやっていた名残だ。



私事だが、40歳を過ぎてから、日本古来の風習を気にするようになってきた。



若いころは自分の力のみを信じて失敗を恐れずに突き進んできたが、40歳を過ぎて失敗もできない状況も相まって、神様がおられるなら神様の力を上乗せしてでも万全を尽くしたいという気持ちに駆られている。



豆は撒かないが、年齢+1個の豆を食べようと思う。



それに、今年の恵方は東北東。



恥ずかしがらずに、そちらを向いて願い事をしながら、黙々と最後まで食べることにしよう。



明日は立春。



明日からの一年を良いものにしたいと願うばかりである。