昨日のブログで引用しましたが…

 

 

『間違いなんて1つも無い

世界には正しいことが1つも無いのだから』

(さとうみつろう・もしも人生が1度きりだとしたら。

もしもそれが「もしも」じゃないとしたら)

 

 

今日は『古事記』についてあくまで僕個人の勝手な印象を書きますが、

こういう読み方とか、考え方とか、解釈とかではありません。

 

 

 

こーだったら面白いな~~~って程度の軽い気持ちです。

だから逆にその解釈は間違っている等々のご指摘はご遠慮願います。

 

 

まずは古事記の書き出しです、どんな小説でも、作文でも、

文章には最初に結論のヒントが書いてあるものです。

 

 

 

『天と地が初めてわかれた時、天之御中主神が成った。

…そのままお隠れになった』

 

 

 

ここです!

隠れただけです、隠れているのです!!!

消えてもいません、居なくなってもいません!!!

 

 

 

公園でかくれんぼをした場合、オニからは誰も見えません。

隠れてるけど、一緒に遊んでいます。

見えないから、消えてしまったとは僕には思えません。

 

 

 

ではどこに隠れたのでしょう???

人間なら物陰に隠れます。

さて、あなたが天之御中主神ならどこへ隠れますか???

 

 

ここでまた、違う質問です…

貴方には宇宙が見えてますか???

 

 

空気だって目にはみえません。宇宙も人間の目には見えないのです。

星は見えます、何光年も離れているのに、見えるから不思議です。

 

 

夜空を見上げてください。

お星様は見えます、お月様もみえます、しかし宇宙は見えていない。

ただ真っ暗なだけ。。。

 

 

天之御中主神=大宇宙に成ったなら全ての辻褄があいます。

 

 

古事記本文には天之御中主神は2度と登場しませんが…

宇宙なので、常に存在はしている訳です。

どの舞台にも必ず登場しているのです。

ただ宇宙は語りません、だから当然古事記で何も語っていない。。。

 

 

天之御中神主が理解できれば、

後は、生命や、欲望や、愛や、嫉妬や、悦びやら

人間の感情でコントロールできないもの、

目に見えないものと、上手に付き合うヒントが

多種多様に書かれていること、

さらに大切な行間部分を読むことが容易になります。

 

 

文学として、史書として、歌集として、

あらゆる表現技術を駆使して

大和民族の先輩達が

子孫繁栄の想いを込めて語り継いだ話を

1307年前に編纂したのが古事記なのです。

 

 

学者が書いた古事記の中で、読み易いのは梅原猛だと僕は思います。

 

 

25年程前、市川猿之助がスーパー歌舞伎として大ヒットした

「ヤマトタケル」の脚本を書いたのが、この梅原猛です。

芝居心がわかって書いているからなのか、

リズム感がある文章なのでお勧めできます。

 

 

 

今日一日、怒らず、怖れず、悲しまず…感謝!