とは言われても | 乳癌記録

乳癌記録

2007年10月に乳癌の手術をしました。右乳房、温存手術で4分の1ほど摘出。

その覚え書です。

 会議の結果を聞きに行く。

 8時半の予約(多分朝一番)のはずですが、呼ばれたのは9時15分。なんでじゃろ。

 結局会議では、「放射線もホルモンもやった方がいい」「でもやらないでもいい」との結論になったそうです。


 だったらやらない。

 お金のかからない、楽な方選ぶ、というのももちろんあるけれど。

 再発、転移がありえない場所に放射線というのは、素人の私には理由がわかりません。

 少しでもとりこぼしがある、という不安があるならやると思う。転移の可能性があるというなら、納得する。

 でも素人でもわかるくらい、見事な摘出っぷり見た後では、健全な人に予防のために放射線するみたいに思える。いったいどこを狙う放射線になるんだかもよくわからない。

 先生も別に「やらないならそれでもいいです」という程度。

 が、前回より「何もしなくてもいいんだよ」オーラは少ない。

 つーか前回は私は「いつ『でもやっぱり念のため』と言われるんだ」「まだ喜んでいいのかわかんない」と緊張してたためにあんまり見てないけど、姉や母の話では、先生はニコニコ顔だったそうだ。本日はそこまでではない。つーことは、会議結果もそういうことなんでしょうか。

 

 「しなくていいならしたくないです」と何度か言うと、「それならそれでいいですよ」

 別に「だったら責任とれない」とか「言いましたからね!」とか言うわけでもない。いやそんな病院あったら嫌ですけど。それなら定期的に検査して、対応していきましょう、という話でした。

 母は少し不安そうでした。前回で楽観視してしまってたし。

 でも前回の、先生個人の判断の時はかなり自信があったように思えたのですが。私はそっちを信じよう。

 もちろん食事も気にする(先生は必要ないって言うけど)し、定期検査だってする。

 ただ自己検診は、癌がわかった時だって、自分で触ってみてもどうしてもわからなかった。摘出した細胞からしたって、あんな小さな核が、触ってわかっただろうかと思うくらい。

 再発、転移はないとわかっても、安心はできない。私は癌キャリアで、これからもなるという可能性があるし、その確率は普通の人より高いということは、動かしようがない。

 でも「やらないでもいい」というのなら、そちらを選びたい。

 少し不安材料が増えたかなと思うけど。


 来月また病院に行って、そのときにはっきり決めるそうです。

 ふと思ったけど5~6週間、平日毎日、間をあけないでやると聞いたけど、正月休みは挟んでいいのかなあ。