Moon Over Manifest/Clare Vanderpool
¥価格不明
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YL7.0(自己判断)
81,369語(AR BookFinder)

ナレーターの声が好きで、まず、audibleで購入して聞き始め、
後からKindle版を購入して追いかける形で読みました。

1910年代と1930年代あたりのアメリカが舞台。
2つの物語が静かに語られていき、最後にすべての秘密が
明かされるという、実にニューベリー賞らしい展開の作品です。

主人公が"Manifest"の意味を調べるシーンがあるのですが、
本を最後まで読み終わってからその定義を思い出すと、
この作品に登場する街の名前としてなんてピッタリなのだろう
と感心してしまいました。

"Manifest"という街は架空の街だけれど、KansasのFrontenac
という実際にある街の様子や歴史をベースにしているそうです。
Frontenacは炭鉱の町で、実際に移民が非常に多く、
町の人口の9割近くを占めていたそうです。
事実と虚構がうまく交じり合って、実在しない街なのだけれど、
本当にそんな街があるような錯覚を起こしてしまいます。


この作品から受ける印象は、同じくニューベリー賞受賞作の
Walk Two Moonsを読んだときに似ています。

Walk Two Moons/Sharon Creech
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あと、Fried Green Tomatoesとか。
Fried Green Tomatoes at the Whistlestop Cafe/Ballantine Books
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さて、今回、印象に残った表現をいくつかご紹介。


☆ But as anyone worth his salt knows, it's best to get
   a look at a place before it gets a look at you.

"worth one's salt"
competent or adept

なんでsaltなのかというと、

From the Roman practice of paying wages in the form of bags of salt.

だからなのですって。へ~!



☆ "Oh, don't get your knickers in a knot."

Don't get upset. or Don't get agitated.

というような意味だそうで、

Don't get your knickers in a twist.
Don't get your panties in a bunch.

などとも言うらしいです。
どういう状況で生まれた言葉なのか想像すると、
ちょっとセクシーな表現ですよね(*^_^*)


☆ "Kind of a do-over?"
  "Kind of a do-over."

"do-over"
an opportunity to try or perform something a second time

見るとなるほどねと思うけど、この表現は思いつきませんでした。


あと、主人公が、Manifestの人々は、y'all と言うと思い込んでいて、
友達になった子たちに、私たちはそんな言い方はしないと言われたり、
訛りや方言について触れていた箇所も興味深かったです。