やくざというよりチンピラの友情物語。
原題を直訳すると「奸臣(かんしん)の血」で日本語でいうと「雀の涙」といったところらしい。
ジャラ(ソン・ギルホ)が、所属する組長の肝移植のために適合者の肝臓を取りに行く。しかし、その適合者の正体は、幼い頃の恩人であるドッキ(キム・ダソル)だった。
ジャラはこの狭間で揺れるんだが、全てにおいて根拠が薄いというか、感情の描写が軽い。
予算がないインディーズモノなので、出演者やスタッフが頑張ってるのは分かるが、ストーリーと演出にメリハリがあれば、もっと良かったかな。
そもそも登場人物の呼び名がすべて魚に関する名前で、NHKの「おかあさんといっしょ」が頭をよぎり、集中できんかった。
親分の竜王役のキ・ジュボンは、インディーズ映画によくでているイメージがある。
若手の育成に力を入れているということなのかな。
