人と関わっているときに、

「あれ?この人大丈夫なんだろうか」

という違和感を持つことがよくある。

この感じ、というか勘は、本当に大事にしている。

往々にして、その場ではスルーできても、あとから、「ああ、あの勘を大事にしておけばよかった」と悔やむことが必ずといっていいほどに起きるからだ。

事務所に入る前は本当に一匹狼でやっていたので、最初は鈍かったこの危機センサーが、だいぶ磨かれた気がする。


友人から紹介された後輩がいた。

その人は、一見、とても腰が低くて気が遣える風だった。

ただ、あとからものすごいトラブルを引き起こした。

今考えれば、あの時に気づけばよかったということがあった。

その人と、ある場所で待ち合わせをしていた。

待ち合わせの場所に向かうと、彼の姿が見えた。タバコを吸いながら如月を待っている。

ただ、そこはそもそもタバコを吸ってはいけない場所だった。

まあ、周りにそんなに人もいないしなと思い、自分を納得させつつ、そのまま待ち合わせ場所に向かっていると、彼が如月の存在に気がついた。

その瞬間に彼は、慌ててタバコを道路のコンクリートでこすって消し、吸い殻を下水道みたいなところにねじ込み、何事もなかったかのように如月に挨拶をした。

彼は、如月がタバコを好きではないことを知っていた。だから、慌ててタバコを消したのだと思う。

ただ、リサーチ不足だったのは、如月はそういったポイ捨て的なことをする人間のことを更に嫌いであるということをわかっていなかった。

その後、彼はいつもの、気が遣える「風の」人間に戻った。

でも、彼の気遣いはその程度の、底の浅いものだったのである。

如月の目の前で、タバコを道路で消して、そのまま吸い殻を下水道に捨てるのがどういうことかわかっていないし、それを見た如月からどう思われるかすらわからない程度の気遣いである。

トラブルを起こされたときに、この出来事が鮮明に思い出された。

表面だけは取り繕っても、中身はボロボロに腐っている。

欠陥住宅と一緒である。

このときに違和感を大事にして、彼との接触を絶っていればよかった。見抜けなかった如月が甘かった。

その人は、おしぼりの袋を破いて渡すようなことをやる人だけど、如月はそんな人より、携帯灰皿を持ち歩いてしっかりと吸い殻をその中に入れるような人の方がよほど好きである。

怖いなあと思うのは、心の底でどのように思っているかということは、本当に小さな行動から露呈してしまうということである。

逆に、日々の小さな行動ひとつひとつを気をつけていけば、心の底の方も浄化されていくのかもしれない。

細かいところに、これまで以上に気をつけていかなければなあと思う。(股間をいじりながら)


もうひとつ、今まで間違いのなかった違和感がある。

文章のやり取りをしているときに、

(笑)

というのを語尾につけることがある。如月も使う。

これを、

マジですかw

みたいに、wで代用する人がいる。

まあ、ニュアンスの違いというか、wだと
自虐的とか、嘲りのニュアンスが入るような気がする。

wひとつぐらいだと、如月も使うことがある。

ただ、

wwwwwwwww

みたいに、やたらに長く使う人がいる。

返事がこれだけということもあった。

今まで、この手の人に3人会ったことがあるが、残念なことに3人とも、ひどい人だった。



この診断には、ものすごく自信がある。



もしあなたの回りの人が、

wwwwwwwww

みたいなのを平気で使う人だったら、その人とは距離を置いた方がいいと、わりと如月は本気で思う。




あれ、今日の如月、いいこと言ってないすかね。ウケるwwwwwwwwwwww