こんにちは。

昨日無事退院しました。

 

結局手術はステントを入れるのではなく、気管支鏡下レーザー腫瘍焼灼術というものになりました。

どういう手術かというと、高周波を発する器具で、病変部を焼き切りその後、腫瘍を鉗子で回収するというものです。

手術の説明の時に担当医からステントだと一度入れると取るのが大変なのと、やはり異物を入れるので、痰がでやすくなるので、できれば焼灼術でやりたいと言われました。私としては息切れが楽になるのなら、どちらでもよかったので、やりやすい方でお願いしました。説明書には高周波治療(アルゴンプラズマ凝固法も含む)と書いてありましたね。

 

手術は全身麻酔でした。手術室へは過去2回と同じく歩いて向かいました。今はストレッチャーに乗せられて「頑張ってね!」とかドラマのようなのはないですね。コロナ禍で手術の時も家族は近くにいられないし。歩いて手術室の入り口に向かっていたらちょうど手術が終わったらしい赤ちゃんが抱かれてでてくるところでした。あんな小さな赤ちゃんでも手術するんだなぁとか私も頑張らなきゃ(って眠ってるだけですが)思いながら手術室へ入りました。手術は大体1時間ぐらいだったようです。

 

手術の日の夕方担当医と主治医が来て説明してくれました。ほぼ気管の腫瘍は取れたこと。腫瘍がけっこう柔らかかったので取りやすかったことなどでした。そういえば、よく腫瘍の一部なのか塊が咳とともに出てくることもよくありました。そして前の病院で気管支鏡検査した時にやってくれた主治医が「あれ、取れちゃったよ」と言ってたこともあったしね。

ただ腫瘍は取ってもまた出てくるからとも言われてたので、そのことも伝えたら、担当医と主治医が「そしたらまた取ればいいよ」と割と軽く言ってくれたんです。この言葉で、そうなんだ、また取っちゃえばいいんだ、と考えられるようになりました。

 

そして息切れですが、見事に楽になりました。まだ、全快とまではいきませんが、動いても辛くない!

 

手術後の説明で、before-afterの画像を見せてもらったのですが、beforeは見事に左の気管がすでに入り口付近から腫瘍で塞がってました。正直ここまで塞がってたのね、とびっくり。これじゃあ息するの大変なわけです。そしてafterは、ちゃんと気管の穴が見えてました~

 

術後は3日間抗生剤の点滴を入れましたがそれ以外は普通に過ごせてました。まだ少し咳も出るし、血痰も出るけど、腫瘍を焼き切ったわけですから、仕方ないですね。

 

手術前と後に呼吸機能の検査をしましたが、こちらも見事に上がってました。100%にはいかないけれど、元々2度の手術で肺が半分ぐらいになってるからこちらも仕方ない。

 

実はステント以外にこういう手術があることは知りませんでした。担当医も地味にやってますからね、とか言ってました。あまり実施している医療機関もないそうなので、甲信越や東北からも患者さんがやってくるそうです。

 

本当に楽になりました。ありがとうございました。先生たち!