図形にはパワーがあることを、指導頂いている六崎さんから教えて頂きましたし、六崎太朗さんの著書にも記載されております。

先日、あるテレビ番組で、自然界には六角形が溢れていていて、その六角形の秘密に迫る内容を放映しておりました。


まず自然界に存在する六角形の1つとして昆虫の複眼が挙がっていました。これらは六角形が敷き詰められた形になっているとのことです。

ショウジョウバエを使った実験で、ある特殊なショウジョウバエに複眼が正方形のものがいることを発見したことから、発生の過程で定まるものであることが分かったとのことでした。
サナギの成長の過程を観察した結果、最初の個眼(複眼の1つ)はバラバラな形をしているが、それが成長していく過程で境界が六角形になっていくとのことでした。

 この六角形になるメカニズムは、それぞれ成長しようと周りと押し合いをする内にこの形に収まるとのことでした。
空間を敷き詰めることができる形が、辺の少ない多角形から正三角形、正四角形、正六角形とすると、同じ面積なら周囲の長さが一番短くなるのがこのなかでは正六角形であるという幾何学的な理由からでした。

これと同じことが、六角形を示すのが溶岩が冷えたときに出来る柱状節理とのことです。この場合も硬い岩が割れるのにエネルギーが必要なので、なるべく外周を短くするために六角形になるとのことでした。


正多角形で、より角の多い多角形や、複数種の正多角形を組み合わせても、空間は敷き詰められそうですが、できるだけシンプルにとなると正六角形になるのでしょう。

このような成り立ちでの図形の力(チカラ)を認識できて良い学びになりました。