天高く馬肥ゆる秋。
秋と言えば、「読書の秋」・「スポーツの秋」・「芸術の秋」などが浮かびますが、何と言っても「食欲の秋」がトップの座に君臨するのではないでしょうか?
食欲も落ちる暑い夏に辟易した後の爽やかで過ごしやすい季節の到来。
豊富な秋野菜や果物が出回り、しかも新米のシーズンとなると食欲がそそられるのは自明の理と言えるでしょう。
しかし、今年の秋は野菜が高騰していて、私たちが食欲の秋を堪能するのを邪魔しているようです。
それはともかく、味覚を味わうために私たちは、舌はもちろんのこと視覚や嗅覚、場合によっては聴覚さえも動員します。
料理の彩りを目で味わい、松茸に代表されるように香りを味わう。そして風の音や川の流れなどのバックグランドミュージックで更に深い味を楽しむ。
何と贅沢なことでしょう。
ここでもう一つ忘れてはならないのは、歯応え(咬み応え)ではないでしょうか。
食物を咬むときの歯応えも重要な役割を果たしていると思います。
新鮮な野菜サラダも、しゃきしゃき感がなければ物足りません。
きのこ類のコリコリした食感も大切な要素です。
ごはんも何回も咬むことによって一層美味しく頂くことできますし、消化にも良いとされています。
しっかり咬んで味わうことは大変重要なことであり、健康の基本と言えるでしょうね。
現在、私は歯の治療中です。
以前治療した(いわゆるブリッジ治療した)歯が1月前くらいから痛みだして歯医者に通っています。
歯槽膿漏が進んでいて左奥歯を1本抜歯。喪失した2本を補うブリッジ処置(固定式入れ歯?)のため、前に削った2本に加えて健康な歯をもう1本削って犠牲にする必要があるとのことで、昨日、診察台で恐怖の時間を味わって来ました。
歯科治療器具の音は恐怖を味わうには十分すぎます。どうも好きになれません。
昨日力を入れ過ぎた腕や肩の筋肉痛が、翌日の今日になっても「恐怖体験」を思い出させてくれます。(笑)
今週の金曜日夕方に仕上げの予約をしました。
恐怖の時間、地獄の時間を予約するのは複雑な気持ちでしたが仕方ありません。
治療費総額7万円という出費も痛いですね。
歯の大切さを痛感しています。
歯が1本欠けても咬む力は半減します。
処置しても、おそらく従来の歯応えを取り戻せないことでしょう。
年を取るということは、若いときには当たり前だった色々なものを失うということなのだと思い知らされています。
私が味覚に連動すると考えている視力や聴力、嗅覚。そして、味覚とは関係はないでしょうが髪の毛とかも…。
ただでさえ健康のために食事の管理が必要なお年頃。(涙)
食欲の秋を迎えたというのに、存分に味わうことが出来ない悲しさから、秋という季節から連想するある種の寂しさを感じて、長い溜め息をついて金曜日を待っています。
刑の執行を待つ死刑囚よりはマシでしょうが…。
