プログラムは、
●ベートーヴェン:「エグモント」序曲 作品84
●モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調 K.219「トルコ風」
●ビゼー:組曲「アルルの女」第2番
●ラヴェル:ボレロ
でした。
聴き馴染みのある曲が並んでいて、クラシックではあってもポピュラーなプログラムと言えるでしょうね。
「エグモント」序曲から「ボレロ」まで、どれも素晴らしい演奏で大いに癒され元気を貰った気がしましたが、拍手鳴り止まずでアンコール演奏されたエルガー作「威風堂々」でさらに満足気分を上乗せされて帰ってきました。
今日の会場(NHK大阪ホール)での音は、いつもの演奏会場(ザ・シンフォニーホール)の音とは違った印象。ホールによって響き方が違うのでしょうね。
じつは、私は平成元年(1989年)に同楽団が創立されて以来の個人定期会員なのですが、定期会員について楽団HPには「年10回開催される定期演奏会を毎回同じ座席で鑑賞でき、1公演あたりのチケット単価が一般1回券より格安で、様々な特典が付いている。」と書かれています。
今回は「日頃の支援に感謝してご招待」ということで、その特典の恩恵に浴したというわけです。
ところで、「1公演あたりのチケット単価が一般1回券より格安になる」といいますが、これは年間10回の定期演奏会すべてに行った場合のこと。年間のチケットは前売りですから、都合で行くことができなかったら1回分のチケットが紙くず同然になってしまうので、格安感は薄れてしまいます。
仕事の都合が付かなくて、開演時刻(午後7時)までに会場に辿り着くことが難しくて涙を呑んだことが多かったですから、退職前はむしろ割高になっていたというのが本当のところでしょうね。
それならばなぜ脱会しなかったのでしょうか?
曲とタイトルが結びつくのは「運命」ぐらいのもので、元々、クラシックファンでもなく、特に興味も関心もなかった私が「センチュリー交響楽団」の特別会員(当時の呼称)になったのは、間接的にではありますが、楽団の創立に関わった縁からでした。
当時私は府営服部緑地を管理する公園事務所に在籍していました。そのころは「文化」がもてはやされていた時代で、地方自治体が「文化施設」を建設するのがブームみたいになっていました。
大阪府にも独自の交響楽団を設立すべしという話が突如浮上。詳細は省略しますが、結果として、楽団設立が決まり、その本拠となるべき施設(オーケストラハウス)を服部緑地内に建設する運びとなりました。
楽団は大阪府の生活文化部(当時)の所管、服部緑地は土木部(現都市整備部)公園課が所管。施設の建設は建築部(当時)が担当。同じ府の組織内とは言っても、部を超えての調整は、それぞれの担当者が大変な目に合うことは容易に想像がつくだろうと思いますから、これも詳細は省略させていただきますが、目出度く楽団発足の運びとなった時点で顔見知りになった楽団事務局の担当者から、特別会員になることを勧められたのが、私が会員になったきっかけというわけです。
長々とした説明の割には理解しにくいとは思いますが、間接的にではあっても苦労の末、せっかく発足した楽団の成功を祈りたいという気持ちが私に芽生えていたのは事実。その後、採算?度外視で会費を払い続けて20年以上が経過しました。
スタート時点では(たぶん)日本一若かったであろう楽団のメンバーも、今では20年の歳月を感じさせるに十分なおじさん、おばさんに。(私も平等に年とったわけですが)しかし、技術の向上も伴っていて円熟味を増していることも事実です。
大阪府の肝いりで設立された交響楽団も時代の流れには逆らえず、今ではお荷物扱いされて、大阪府からの補助金も打ち切られてしまいました。
本年4月からは名称も「大阪センチュリー」から「日本センチュリー」に改称し、公益財団法人としての自活運営がスタートしました。
財政的に苦しい運営を強いられるのは必至ですが、何とか乗り越えて頑張ってほしいものだと思っています。
私個人としては、今こそ「文化」だと思います。
これからも個人会員としてささやかながら楽団を応援(するフリを?)しながら、これからは退職前の割高分を取り返したいと企んでいます(笑)
日本センチュリー交響楽団ホームページ
http://www.century-orchestra.jp/
第16回 星空ファミリーコンサート2011が開催されます。
http://www.century-orchestra.jp/concert/special.html#a20110827
日時 8月27日(土)28日(日)19時半開演
場所 服部緑地 野外音楽堂 入場無料
【第1夜】
チャイコフスキー:バレエ音楽「眠れる森の美女」より
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」より第1楽章
クイズコーナー ほか
【第2夜】
チャイコフスキー:バレエ音楽「眠れる森の美女」より
デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」
指揮体験コーナー ほか
指揮:小田野 宏之
司会:どい かつえ
共演:センチュリー・ユースオーケストラ
