母の箪笥に眠っている着物を見てもらいたい。
こんなご依頼が増えてきました。
私のお店は着物の買取りはしていませんが、【見ること】はできます。
お邪魔すると、ずらっと並べられた着物たち👘
たとう紙(着物を包む紙)を一つひとつあけて、着物の種類(格調など)、いつ、どんなときに着るものか、種類の他に、出来上がるまでの工程をお話しして差し上げます。
私もかれこれ、この業界30年もやっておりますので、多少はわかるかな
お客様から、
「母が着ていた記憶があります」
「これ、よく着てました」
「貴重なものなんですね」
「転勤族だったので、産地で購入したものかも」
「そういえば、母もそんなこと話してました」
「たしかに、〇〇の時のお祝いに着ていました」
「これは、私が小さい頃、よく着ていたのでよく覚えています」
などなど、色々と背景が見えてきて
お客様も子供の頃を思い出されたり、ご両親を思い出されたり。、、。
お着物って、たくさんの思い出が詰まっているんだなぁ〜と改めて思いました。
お母様の寸法じゃないものを見つけ、寸法を計ってみると、お嬢さまサイズだったり。
お嬢様用に仕立ててあったことをお話しして差し上げると、お母様を思い出され、涙されるお客様もいらっしゃいます。。。
それを見て、私も泣けてきちゃう
それぞれのご家庭の思い出話をお聞きすることができて、なんだか幸せです。
こちらも、よかったらみてくださいね