ほぼ無計画で向かった博多。
どうせ博多に行くなら、おススメの菊鮨さんのランチあたりが予約できたら行ってきた方が良いよ~。
と、アドバイスをもらい、ダメ元で電話をかけてみた。
カウンターのみ10席。
ランチは5,000円、夜は10,000円のお任せのみ。
競争率が激しいとは思っていたけど、夜の2回転目の20時半なら席が用意できるという!もちろんお伺いさせていただくことに。
夜も暗く、駅を降りると少々不安になるが、GoogleMAPを頼りに歩いていくと、住宅街にぽつりと灯りが。
ラッキーな事にお席はセンター。
大将のお仕事を目の前で見せていただくことができました。
若い大将は、きりっとした面持ちで笑顔がまぶしい。
決して大きなわけではないけど、その立ち居振る舞いや会話のタイミングなど、絶妙な貫禄を出している。
まずはツマミ8種からスタート。
<大分産かます ジュレかけ>
たまらず日本酒。(福岡のお酒、田中六五)
<姪浜の鯛 2日間寝かせて>
<玄界灘の鰆 1週間寝かせて藁の香りをつけたもの>
<銀杏の素揚げ フランス産の塩と>
<タイラギ貝 磯辺焼き>
<白子の昆布焼>
<ワタリガニの茶碗蒸し>
<西京焼き>
以上8品がつまみ。
もう、これが終わる頃には、お酒が進んでたまらない。
お隣の常連様のご夫妻との会話も弾み、楽しい時間が永遠に続けば良いのに。と思ってしまうほど。
その間にも、店主は目の前で、握りのネタの準備。
魚は大きな柵から、どんどんさばいていき、北寄貝は目の前で殻からテンポ良く外して処理をしていく。
1人のスピードとは思えないほど、丁寧なのに美しく素早い。
さて、、、ネタの準備が整ったところで握りのスタート。
まずは米酢のシャリからです。
菊鮨さんの特徴は2種のシャリを使うこと。楽しみですね。
<あら 五島列島で取れた40キロ>
<北寄貝 身が厚くてプリプリ>
<ヤリイカ>
<かすご鯛 酢で洗ったもの>
<もちうお>
シャリがここから赤酢の効いたきりっとしたシャリに変更。
<ハガツオ>
<マグロ>
<小肌>
<ホタテ 低温で火入れしたもの>
<雲丹>
<穴子>
ここまででもお腹いっぱいなのですが、せっかく来たので。。。
と、追加♪
・ズワイガニ(ツマミ)
・ノドグロあぶり(握り)
・かんぴょう巻き
とにかく驚きの内容に、美味しさ。
握りは本当に絶品で、口にいれるとほどけ具合がたまりません。
米酢も赤酢のシャリも抜群に美味しかったです。
本当に魔法の握り。
お酒もたっぷりいただいて、タクシーを呼んでいただき苦しいながらも満面の笑みでお店を後にしました。
この味を求めるために、福岡に行く言い訳ができそうです( *´艸`)