Book117.長州力の一人一殺 | Cap as Cap Can!! 俺は帽子とだってプロレスできるぜ日記
先月26日、後楽園ホールで長州力が2度目の引退。。。

この興行には行かず。

だって、最初の引退興行に行ったんですから、もういいでしょう(笑)

前回の引退の時も、よくわからなかったんですよねぇ。

たしか最初に横浜アリーナで引退セレモニーをして、

その後、東京ドームで引退試合。

引退セレモニーが先で、引退試合がその後。

理解に苦しみます(苦笑)

横浜アリーナのカードは、
長州力 藤波辰爾 天龍源一郎vsグレート・ムタ 天山広吉 ヒロ斉藤

豪華なような、豪華でないような(笑)

この日、出かける前に、TVでダイアナ妃死亡のニュースが流れて驚いたことをなぜかよく憶えています。

1998年1月4日の東京ドームの引退試合は藤田和之、吉江豊、高岩竜一、飯塚高史、獣神サンダー・ライガーの5人掛け。

飯塚にだけ星を譲っているのが、長州の飯塚への想いを表しているようで興味深いです。

そして、それから2年後。

引退セレモニーを行った横浜アリーナで、大仁田相手に電流爆破で復活。

一夜限りの復帰かと思いきや、そのまま現役復帰。

あれからもう19年か。。。



長州力の一人一殺
全面戦争だプロレス

維新軍団を率いて、新日本プロレスを大爆発させていた頃の一冊。

わずか数カ月で十数刷もの増刷を重ねたという事実は、

当時の長州人気を証明するものです。

長州の思い出で印象深いのは、

30年以上前の大阪は阿部野橋にある近鉄百貨店でのイベントです。

長州力と浜口が屋上のステージでトークショーを行ったのですが、

人気絶頂を極めていた2人が登場するとあって、屋上は人、人、人の波。

制御不能でちょっと危険な空気になった会場に、

長州が怒り狂うのではないか・・・

と、内心ビクビクしていた私の心配をよそに

長州は

「みんな危ないよ。押しちゃダメだよ」

「凄いね人だね。来てくれて、みんなありがとうね」

と満面の笑顔で対応。

リングでいつもイライラとしたオーラを発し、

緊張感を漂わしているイメージとは真逆の

優しいお兄さんという雰囲気で、

そのギャップに大変驚いたという記憶があります。

新日のレスラーたちが素顔の長州を語る時、

「体育会系のあんちゃんみたいな気さくないい奴」的な

発言を多く見るのですが、

それを読むたびに当時の長州の笑顔を思い出します。

26日の試合終了後、長州力はこう言ったそうだ。

「今からUターンして、家族のもとに帰ります」

長州力は吉田光雄に戻り、

本当にリングを去って行ったのでした。

長州力の一人一殺 全面戦争だプロレス
(ワニブックス 長州力 1984.5)