昨日は仕事終わりに大阪十三へ
映画「お前の親になったるで」というドキュメンタリー映画の最終日でした
昨年の秋に観た映画で、「過去負う者」という作品がありまして
内容としまして、何らかの犯罪をして服役した元受刑者の社会復帰の大変さを描いた映画でして
その時に、大阪発で、全国に広がった職親プロジェクトというのを知りまして
そのプロジェクトに参加されている人が軸になったドキュメンタリー映画でした

気になってたんですよね
今は、やれコミュニケーションだなんだと言ってるんですが、言ってる割には前進してない

個人的になんでだろ?というのがありまして
コミュニケーションコーチングを使ってないのかな?
という疑問があっての映画鑑賞でした

観終わった感想は、

あーやっぱりな、こんな内容か

と、正直思いました
昨日は、この映画の軸になってました草刈健太郎さんも来場されてまして
映画終わりに挨拶がありまして、いろいろ質問されてる人もいまして
僕も、こういうやり方で更生に結びつけてはどうか?というようなことを言おうかな?とも思いましたが、あの場所では止めました

どっちがどうだのいうこと自体が違うので止めた感じですね
刑務所や少年院でどのような教育が実施されてるかの方が気になりましたね
民間でこんな感じで動いてる時点で間違ってもいるんですけどね
国が先ずは軸になってサポートしなくちゃいけない

なんで職親プロジェクトというのがあるのかというと、服役して出てきた元受刑者の再犯率が47%らしくて、ここからが重要でして

再犯するということは、被害者がまた発生するということなんですよね
表向きは、悪いことをしたアホをサポートしやがって、甘やかすな!というような意見が出るんですが、サポートしないとまたそいつが犯罪をして新しく罪もない人が被害者になってしまう
ということなんです

実際にコミュニケーションコーチングやってる人で、刑務所行ったりして受刑者に教育してる人もいると思います

どの結果が欲しいのか?
そこに注目すべきです

新しく被害者を出さない
この結果が欲しいんじゃないでしょうか?

なので、元受刑者のサポートをするのは、目的じゃなくて手段です

で、昨日いろいろ考えたんですけど
やっぱり何度でも言うんですが
この社会に蔓延ってる間違った認識

アタマが良ければ凄いんだ!偉いんだ!
お金がある方が凄いんだ!偉いんだ!
異性にモテるのが凄いんだ!偉いんだ!
学歴が高い方が凄いんだ!偉いんだ!
社会的地位が高いから偉いんだ!

ぜーんぶ間違ってます。
犯罪に手をそめる人って、境界知能のいわゆる軽度知的障害の人なんだそうです
それが半分以上

映画を観てて、元受刑者の社会復帰した人がタバコを吸ってるんですよね
これじゃ、なかなか再犯率は下がらん
タバコを吸ってることがなんでダメなのかを教育できてない証拠
その辺は、職親プロジェクトじゃなくて、刑務所、少年院での教育にはなると思いますが

元受刑者が社会に出てきて、上記に書いたような

俺の方が偉いんだ!

っていうある意味アホが社会復帰を妨げる
で、それに負けて再犯する
また国民の税金が使われる

アホのスパイラル

元受刑者の社会復帰は日本国民全体が関わってることです
だって、貴重な税金を使ってるんですから
受刑者に使う税金が一人辺り1年間の平均額が500万円だそうです

我々、何のために頑張って働いてるんでしょうかね?