スラブの沢登り | 前橋山岳会

前橋山岳会

いつも山と一緒に呼吸していたいから

2019/09/22

仙ノ倉谷 西ゼン
吉本、飯島、塚本
 
日曜日は新潟の天気がよさそう。それじゃ、秋晴れにふさわしい、明るく開けた沢に出掛けましょう。いろいろ考えて、平標山の西ゼンを登ることに決め、トンネルを抜け土樽にむかう。行きの車、若い二人は寝言とイビキ。日頃の疲れを、しっかり癒してもらうため、ひたすら安全運転で、平標新道の駐車場に到着。
秋晴れの空が広がり、やる気モードになる。
 
登山道をチョチョイと登って入渓点に到着。装備を身に付け、さあ遡行開始!
 
まずは、河原歩き。枝沢を間違えないよう登ります。今回は前橋の大型新人、塚本くんにトップを任せます。少し緊張して恐い顔の塚本くん、なぜか時々ニヤニヤします。西ゼンを心から楽しんでいるようです。
 
 
 
東ゼンとの二俣を過ぎ、いよいよ第一スラブ。遠くから見てると、大したことない感じですが、近くに行くと結構な傾斜です。登りながら振り返ると、傾斜の強さを実感します!
 
塚本くんスラブの弱点を突いて、ガンガン登ります。さすが、高校、大学と登山部に在籍した、山のエリート!ヒュー、ヒュー。風の音ではありません、指笛です。
 
 
負けじと、塚本くんや俺より、クライミング技術は格段に上手い飯島さんも、バシバシ登ります。
そんなこんなで、あっと言う間に、第一スラブは通過。チョロいもんです。
 
そして、空にむかって広がる、ばかでかい第二スラブ。青空が似合います。でかさに少し圧倒されますが、そこは強気の塚本くん、飯島さん、ひるむことなく、ガンガン、バシバシ登ります。頼もしい二人です。
 
 
 
右に左に弱点探して、ドンドン高度稼ぎます。第二スラブの上部は、トラバース気味に進みます。ここは、高度感があって、少しビビりました。草付きやヌメッタとこは、滑るので慎重に進みます。なんとか第二スラブを越えました。ここは、だいぶ力入りました!
 
最後の大きな滝を越え、少し登ると、水が消えヤブに突入。
 
 
ここも、塚本くんにトップを任せます。塚本くん、ヤブもガンガン行きます。覚悟していましたが、ヤブはきつい!でもドンドン稜線が近くなってきます。案外早く抜けるか、って思っていたら、塚本くんの雄たけび!ドンピシッ、池塘に出ました。1時間のヤブ漕ぎ。経験浅い二人にしては、上出来です。
 
登山道で装備を解除して休憩。そして、笹で滑る新道を、笑いの嵐を巻き起こしながら、駐車場に下ります。今回も仲間と天気に恵まれた、楽しい一日でした。
 
 
※本文中にいくつか誇大な表現が含まれてしまいました。 スミマセン!
 
吉本