大阪府警が顔に「６６６」のタトゥー（のようなもの）がある男を公開手配したという、ちょっと珍しい感じのニュースがありました。
男は「アビス」という、大阪・ミナミを拠点とする半グレグループの幹部とのこと。
ちょうど今、ヨハネの黙示録（原典は古代ギリシャ語）について書いていまして、そこで、キリスト再臨前に地上の覇権を握る悪魔的な存在として「獣（６６６）」が登場します。
この獣は「底知れぬ所」から上ってくると書かれており、その「底知れぬ所」とは英語版の聖書では「Abyss（アビス）」とされており、訳によっては「bottomless pit（ボトムレスピット）」とされていますが、そのどちらも古代ギリシア語の「ἄβυσσος（アビソス）」を訳したものになります。
つまり黙示録の原文的にも「獣（６６６）はアビソス（底知れぬ所、奈落、深淵）から上ってくる」とされているわけで、大阪の手配犯（６６６）が「アビス」の幹部だというのは、黙示録の記述にも奇妙に合致しており面白いなと。
まさか黙示録の記述を意識してグループ名を決め、６６６のタトゥー（のようなもの）を入れていたとも思えないのですが・・・。
それとも「アビス」とか「６６６」とかが出てくるパチンコのシリーズとかアニメか何かがあって、意外によく知られているということなのでしょうか？ よく知りませんが・・・。
ちなみに黙示録に登場する、イナゴの群れを率いて地上を荒らしまわる「アバドン」氏も、「アビソス（底知れぬ所、奈落、深淵）」の天使であるとされています。（ヨハネ黙示録 ９章）
以下、公開手配の記事を紹介させていただきます。（手配犯の右眉の上にある「６６６」は「タトゥーのようなもの」とのことで、彫り物なのか、単に書いているだけのものなのか不明です。いずれにしても、既に消されている～薄くされている可能性はあるかと。）
■ 半グレ幹部「公開手配」…集団暴行後に逃走 右眉に「６６６」の文字
関西テレビ 7/31(金) 13:05配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/689334ef090ac64275b165e5a79570d9cbab3f7d
2020年５月、大阪市淀川区の路上で男性２人に集団で暴行を加え、重傷を負わせるなどした疑いで半グレグループの男らが逮捕された事件で、警察は逃走中のグループ幹部とみられる男の写真を公開しました。
凶器準備集合などの疑いで公開手配されたのは半グレグループ・アビスグループの幹部とみられる住居と職業不詳の林雄太（23）容疑者です。
2020年５月、大阪市淀川区西中島の路上で40代と30代の男性２人を鉄パイプのようなもので集団で暴行し、重傷と全治３週間のケガをさせた疑いでアビスグループのメンバーら14人が逮捕されました。
警察によりますと、林容疑者は40代の男性を犯行現場まで呼び出して暴行を加えた実行役とみられ、付近の防犯カメラにも林容疑者の姿が映っていましたが、事件の後逃走し行方がわからなくなっています。
林容疑者は、身長約175ｃｍで細身、右眉の上に「666」と書いたタトゥーのようなものがあるということで、警察は情報を呼び掛けています。
※情報提供先：淀川警察署 ０６－６３０５－１２３４
（集団暴行の疑いということだが、いちおう手配の容疑は「凶器準備集合」らしい。画像はイメージ。）
■ 鉄パイプで集団暴行 半グレグループ“実行役”の男を公開手配 大阪府警
ＡＢＣニュース 配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/2e2ddba6b488284361ecea50a804f40bdb24e668
路上で男性２人に、鉄パイプなどで集団で暴行し、けがをさせた疑いで、大阪府警が２３歳の男を公開手配しました。
凶器準備集合と傷害の疑いで逮捕状が出ているのは、大阪・ミナミを拠点とする半グレ集団「アビスグループ」の幹部とみられる、林雄太容疑者（２３）です。
林容疑者は５月、仲間と共謀して、大阪市淀川区の路上に鉄パイプなどを持って集まり、トラブルになっていた男性（４０代）と、その知人男性（３０代）に集団で暴行し、大けがをさせた疑いが持たれています。
この事件では、アビスグループのリーダーとみられている菅野深海容疑者（２１）ら１４人がすでに逮捕されていて、林容疑者は、被害男性（４０代）を現場に呼び出して、暴行を加えた実行役とみられています。
（林容疑者は）身長１７５センチぐらいで、右の眉の上に、「６６６」（ロクロクロク）と書かれたタトゥーのようなものがあるということです。
情報提供先：大阪府淀川警察署 ０６－６３０５－１２３４