■ 11月6日初回アップロード:
(臥龍山山頂へと続く林道。画像奥に対向車が一台見える。ふもとから山頂手前の車両回転場までは上り道だけでも約4.6km。実質車一台分と思えるこの細道を、犯人は延々と上って行ったのだろうか。)
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これは最近の事件というわけではないのですが、
http://www.yomiuri.co.jp/local/shimane/news/20161026-OYTNT50130.html
2016年10月27日 読売新聞
2009年11月、浜田市の県立大1年平岡都さん(当時19歳)の遺体の一部が広島県北広島町の臥龍山で見つかった事件で、島根、広島両県警の合同捜査本部(浜田署)は、平岡さんが行方不明になってから7年となる26日、両県の商業施設などで約8000枚のチラシを配り、情報提供を求めた。
同大浜田キャンパスでは、後輩の学生たちが平岡さんを追悼する花壇に花を植え、冥福を祈った。
同日朝、臥龍山の山頂に近い遺体発見現場には献花台が設けられ、霧が立ちこめるなか、島根県警の杉原知行・捜査1課長、奈良井和夫・浜田署長、広島県警の上新宏一・刑事部参事官、小出義範・山県署長ら9人が黙とうし、白菊をささげた。
平岡さんが不明になる直前までアルバイトをしていた商業施設「ゆめタウン浜田」(浜田市港町)では、浜田署員やボランティアら25人が出入り口に立ち、「どんな情報でも結構です」と声をかけながら、合同捜査本部の電話番号(0120・385・301)を記したチラシを買い物客らに手渡した。
島根県警の河村英夫刑事部長は、未解決のまま迎えた7年について、「責任者として大変重く受け止めている。必ず解決するという決意で、粘り強い捜査を行う」と話した。(後略)
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上の読売新聞の記事は10月27日のものです。
毎年この時期にはほんの少し捜査情報がリークされるように思うのですが、今年は何もありませんでした。
7年前の今日(11月6日)、臥龍山で遺体の一部が発見されました。
この日に合わせてリークされる情報があるかもしれないと思い、今日まで待ってみましたが、
既に出せる情報は尽きているのか、何も出なかったと。
この事件は遺体から犯人のものと思われるDNAが採れていません。
(DNAが採れているという情報はない)
「DNA型の一致が決め手となり、未解決となっていた数年前の事件の容疑者を逮捕した」
そういうことが、ここ最近、立て続けにあったように思うのですが、
この島根の事件ではその展開も期待薄で、そこが痛いですよね・・・。
めぼしい続報がないという点では、先日の横浜大口病院、大分24歳女性行方不明の件も同様で、
この2件は最近の事件としては久しぶりに続報を追ってみようと思っていたのですが、
いきなり続報が途絶えてしまいました・・・。
大口病院については証拠が厳しくて難航しそうというのは想像がつくのですが、大分のほうは?
傍から見ていると、年下彼氏であるとか、早朝に男女が言い争う声であるとか、
携帯の位置情報であるとか、メッセージ既読の件であるとか、
微妙に取っ掛かりもあるように見えるのですが、難しいのでしょうかね?
いずれにしても、警察には頑張っていただきたいところです。
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● 11月11日追記:
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20161111-00000034-jnn-soci
TBS系(JNN) 11/11(金) 10:07配信
10日夜、石川県野々市市のパチンコ店で10代の女性店員が男に刃物で刺され、けがをする事件があり、警察は殺人未遂の疑いで逃げた男の行方を追っています。
10日午後9時40分ごろ、石川県野々市市のパチンコ店「DSG・WORLD」の駐車場で、店内で働く10代の女性が刃物で複数にわたり刺されているのが見つかりました。女性は大けがをしましたが、命に別状はないということです。目撃情報から犯人は男とみられ、年齢は40歳から50歳、身長が150センチくらいで黒色の上下の着衣にニット帽を身に着けていたということです。(後略)
石川県野々市市(金沢の近く)のパチンコ店で150センチくらいの男による殺人未遂があったとのことで、「パチンコ店での背の低い男による犯行」といえばこれを思い出しますよね。
1996年7月の群馬県太田市・横山ゆかりちゃん(当時4)行方不明事件の犯人(誘拐犯)と目されている男です。背が低い男の犯罪といえば、
こちらも有名でしょうか。1991年10月の千葉市若葉区・佐久間奈々さん(当時13)誘拐事件の犯人とされている男です。
どちらも推定身長は155センチ前後。
下の男はおそらく証拠不十分で逮捕を免れ、事件の数年後に死んだと思うのですが、上の男は歴史的な冤罪事件(警察・検察・裁判所の大失態)の陰でぬくぬくと生き延びていて、身元は特定されていながら、今さら逮捕もできないということなのか、北関東あたりで野放しにされているとのこと。
石川県野々市市パチンコ店の、背の低い殺人未遂犯は逮捕されるでしょうか。
石川県警の捜査に期待したいところです。
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● 11月17日追記:
(この現場は京都府舞鶴市田中町、道路は国道27号、通称"丹後街道"。橋は田中橋、下を流れる川は志楽川。ちょうど15年前の今日、画像向かって左側水色〇のあたりで、当時18歳だった京都府立海洋高校3年女子生徒の他殺体がうつ伏せの状態で浮かんでいるのが発見された。)
去る7月の11日、中勝美という受刑者が大阪医療刑務所で病死しました(67歳)。
この中勝美は、1973年に滋賀県の草津で2人を殺害して有罪となり収監され、出所後の2008年5月に京都府舞鶴市で起きた高校1年女子生徒の殺人事件で再び容疑者となり起訴されていた男でしたが、結局裁判所はこの男に無罪を言い渡し、野放しにしたのでした。
(舞鶴高1殺害事件ウィキ)
野に放たれた中勝美は大阪で知人女性を滅多刺しにするという殺人未遂事件を起こして現行犯逮捕され(2014年11月5日)、今年の3月に裁判員裁判@大阪地裁で懲役16年を言い渡されていたのですが、そこからわずか4か月で獄死したわけです。
そういうわけで、2008年5月に舞鶴で起きた高1女子殺人事件は「未解決」ということになっているのですが、その7年前(2001年)にも、同じ舞鶴で府立海洋高校の3年女子が刃物で滅多刺しにされ殺害されるという未解決事件が起きていたことは---詳しい方は皆さんご存知だと思うのですが---意外に知られていないかもしれません(あるいは15年も前のことで忘れ去られてしまっている?)。
2008年の事件も2001年の事件もこの中勝美が怪しいなと、真相は不明ながら、自分的にはそんな風に思えるのですが、いずれにしても、ネット上であまり詳しく語られることもないこの15年前の事件についても、この際、自分的にまとめてみようかと思います。