無茶苦茶なキリスト教の裁判
佐和は基本的に宗教が嫌いだ。
けど、某新興宗教やキリスト教に関する知識をそれなりに持っている。
そのような人間になってしまったのは、10年ほど前にヒットした某アニメの影響と、オウム真理教が道場を移転するときに、そこに置いてあった本や机、椅子を盗みに行くような高校時代の友人の影響であったと思う。というか、そう信じたい。
佐和は普通の人間だ。
佐和が宗教を毛嫌いしている理由は、大きく分けて2つある。
1つは、人類の戦争の多くは宗教が関わっていることである。
人類の戦争は、ほぼ宗教戦争と言い換えてもいい。
イラク戦争を誘導した政治家はキリスト教福音派だった。しかも、キリスト教の福音派の一部は神の国を実現するために、世界戦争を起こすべきだと本当に言っていた。
(この主張はそこら辺で、人類の最終戦争たるハルマゲドンを起こそうとしている、変な新興宗教との差がわからない。実際、歴史を考えると、こいつらは本当にそれだけの理由で戦争を起こしかねないから、かなり怖い)
第二次世界大戦のとき、ドイツで台頭したナチスドイツは物凄く、オカルト好きだった。ヒトラーが本気でロンギヌスの槍を探していたと言われるのは有名。その他、こいつら大丈夫か? と疑うようなことを言っていた人間がナチス内部には、かなり存在した。
ちなみに、ロンギヌスはキリストを槍で殺した兵士長と言われ、このキリストの血がついた槍を持てば、世界を制覇できると信じられている。
十字軍の遠征などは言うまでもないだろう。
だから、佐和は基本的に宗教があまり好きではない。
理由の2つ目は、主張が論理的に破綻しているからである。
例えば、中世のキリスト教では、動物が裁判にかけられていた。
これは、講談社新書(文庫本を細長くした大きさの全体が物凄く薄白黄色の本)「動物裁判」という本に描かれていたと思う(佐和は、この本を読んだが、買って読んだわけではなく、1年くらい前に図書館で借りた)。
裁判の例として、
ネズミに退去命令を出したり、
豚が殺人罪で死刑にされたり、
モグラが裁判にかけられたりした。
(実話である)
ちなみに、モグラは裁判にかけられたが、
弁護士の熱弁と、
モグラは土を掘り進み、
土を柔らかくするので、
人々の役に立っているということから、
安全通行権を認められた
(実話である)
裁判にかけられたのは、動物だけではない。
教会の鐘が裁判を受け、
市中引き回しの末、
死刑にされたこともあった。
また、独房に閉じ込められた鐘もあった。
(実話である)
ホントにめちゃくちゃである。
けれども、過去にキリスト教は、
とんでもないものを破門にしたことがあった。
破門された動物には、ミミズやバッタもあるが
その程度では佐和はとんでもないとは言わない。
何しろ、相手は動物ではないのだから。
では、何かというと……
つづく。
(結構、有名な話だと思うから、わかった人はコメントに書いてみてネ)
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