※※※ 注意 ※※※
「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。
１．評価
アメリカン“リア充”ヒーロー大活躍！
★★★
（★…1点 ☆…0.5点，★5つで満点）
２．基本情報
（2010年／アメリカ映画／124分／Iron Man 2）
監督：ジョン・ファヴロー
出演：ロバート・ダウニーJr.
グウィネス・パルトロウ
ドン・チードル
スカーレット・ヨハンソン
サム・ロックウェル
ミッキー・ローク
サミュエル・L・ジャクソン
軍事企業スターク・インダストリーズの社長であり、
世界の危機を救ったヒーロー“アイアンマン”であるトニー・スターク。
自分がアイアンマンであることを公表したスタークは、
アイアンマンのスーツが政府から兵器であるとみなされ、引渡しを求められていた。
トニーはその要求を一蹴するも、自分の胸に埋め込まれた動力源である
アーク・リアクターにより、心身を蝕まれつつあった。
その陰で、かつて父をスターク・インダストリーズをクビにされ
スターク家に復讐の念を燃やしているイワン・ヴァンコが
恐るべき破壊力を持つ金属鞭を開発、アイアンマンに戦いを挑んでくる―
３．コメント
“リア充”
「リアルが充実している」、つまり“3次元”である現実世界において
日々のリアルな生活が充実していることをいう。
また、場合によってはイケメン・高学歴・高収入・一流企業勤務・金持ち等々
その人のスペックの高さについても要素となる。
本作の主人公トニー・スタークはどうだろう。
亡き父から受け継いだ軍事企業の社長である超大金持ち。
何人もの女をとっかえひっかえするくらいのイケメン・プレイボーイ。
アイアンマンをたったひとりで完成させるほど頭脳明晰。
そして、そのアイアンマンを自ら装着し、世界まで救ったヒーローときたもんだ。
まさにセレブも憧れる超々リア充野郎だ。
しかも、自分の生死にかかわるリアクターの改良を自らやってのけちゃう。
いままでずっと悩んでた主人公はなんだったんだ！？
等身大の少年がロボットを動かして悪と戦うという
日本古来の伝統とは遠くかけ離れた、
まさにアメリカンなうらやまヒーローだ。
キャラ設定もアメリカンなら、アクションもまさにアメリカン。
まあ、ぶっ壊すぶっ壊す。
「なんで死傷者がでねーの！？」と心配しちゃうくらいぶっ壊す。
CGとはいえ、あれだけ惜しげもなく破壊活動を繰り返すヒーローは
まさにアメリカンな戦い方だ！
もうね、こんだけハチャメチャだと逆に気持ちいい。
しかも大金はたいて、完璧なまでのヒーローエンタテイメントを作り上げちゃうんだもん。
やっぱハリウッドって、いろんな意味でスゲーと感じる。
とまあ、半ばバカにしたような感想をつらつらとしたためたわけだが、
俺がなぜ本作を劇場で観ようと思ったか？
なんてことはない、ミッキー・ローク兄貴が出ているから。
昨年の私的ベスト1である「レスラー」で奇跡の大復活を果たしたミッキー兄貴。
そこで見せた神々しいマッチョボディの名残を残しつつ、
本作でも主役に引けを取らないインパクトを持つキャラを演じてくれた。
いや、主役食ってなかった？食ってたよな、絶対！
兄貴イケてたぜ、シブかったぜ、カッチョよかったぜ！
なのに、なんでああもあっさり殺してくれたんだコノヤロー！！！
もうちょっと、つーかもっと見せ場つくれや！
もっとウィップラッシュの活躍、観たかったな～
というわけで、次回完結編となる『アイアンマン3』、
次もアメリカンな戦いに乞うご期待だ。
４．2010年度ランキング（7/4時点）
本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。
（１）ベスト10
① 告白
② アウトレイジ
③ ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ
④ クロッシング
⑤ 劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル
⑥ パラノーマル・アクティビティ
⑦ 時をかける少女
⑧ 第9地区
⑨ ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲
⑩ パレード
（次点）
ゴールデンスランバー
劇場版 銀魂 新訳紅桜篇
マイレージ、マイライフ
（２）ワースト3
① 彼岸島
② シャーロック・ホームズ
③ ダブル・ミッション
＜その他ランク外一覧＞
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