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夫はフランス人、膵臓癌になりました (ワイン畑の中の3人家族)

フランスで出会い、嫁ぎ、娘が生まれて7か月、夫が膵臓癌になり、2020年4月に旅立ちました。闘病の記録として始めましたが、その後の日々の生活や想いも綴っていこうと思います。

夫が息を引き取って1ヶ月立ちました。 

私とMはその後ずっと義理両親の家にいます。
フランスの外出禁止により静かに過ごせてます。
もし通常状態であれば色々手続きがあったり
来客も多かったと思います。

外出禁止ではありますが、ワインの仕事は止まりません。家に居ればトラクターや作業の音が聞こえる、夫の思い出がいっぱいの家。
辛すぎるので帰れません。 
たまに洋服とか取りに帰ると、いつものように「çava?(元気?)」と、
言ってしまいます。
夫がいる気がして。 

4月20日はMが11ヶ月になり、泣きました。
 毎月、一緒に喜んでたのに。 

そして私のワイナリー(夫の所ではない)での仕事は早まって先週から始めました。

義理母が「午後までならM預かる。」との事でお願いしてます。 

時間が当初の話(8時17時)から 朝7時から15時までに変更になったのです。
元々終日だと義理両親も高齢なのでさすがにキツイ、ヌヌ(子守)探そうか考えてました。 
これが、色々考えた挙句ものすごく難しかったのです。この村でヌヌに定評がある夫の友人が引退したばかり、もう一人も病気で今ダメ。夫のワイナリーの従業員もう4人も他の子供預かってる。候補がほぼ無い。
さらにコロナを考慮するとそもそも仕事行く事そのものが不可能… 

今はお願いしてますが、
朝6時半からギャン泣きするMを預かって動きたい盛りの10KGの赤ちゃんはやっぱり大変に違いありません。
考えないと。
 


仕事はワインの木に生えてくる余分な芽を除く作業。
ワインの木は低く、腰を曲げながらスクワットして移動を1日中する感じでキツイです。 
高校生の時、持久走が嫌で仮病使ってサボってた人間がまさかフランスの田舎でこんな事をする事になるなんて(笑)

また別途、綴りたいと思います。 


心境的には単純に夫を亡くし、色々辛いです。 
・闘病中の夫の辛さが心に焼き付いてる。 
・普通に来ると思ってた幸せな3人の未来、頑張ったら報われると信じた希望が無残に失せた。 

なのに相続が絡んでこじれる。 

・コロナによりnotaire(公証人、相続関係を仕切る)に行ける外出解禁開けを待ってるうちに義理弟&義理家族と微妙にギクシャクしてきた。 
・夫のワイナリーで働けない。(会社も相続関係するからややこしくなるらしい?腑に落ちない) 
・夫の家は大事な思い出なのにワイナリーのど真ん中で感情と現況が噛み合わず辛い。

 余計な事でぐちゃぐちゃドロドロして、嫌! 
そして自分の無力さが身にしみて悲しい! 
フランス語もカタコト、ワインの仕事の経験無い、不安! 
自分でも何したいのか、どう生きていきたいのか分からない!
 


なので、仕事するようになったのは正解だと思います。 
悲しみが紛れる、
邪念とストレスが和らぐ、
きっと何らかの自信に繋がる、
夫の見てきた景色を見る事が嬉しい、 
晴でも雨でも、夫がこうやって生きてきたんだ、と。 

自然の中だと悲しみの渦にハマらない気がして安心。 
 青い空、生命力溢れるぶどうの葉。 


私に限らず、世の中どうなるんだろう。
今年は前代未聞にぶどうの成長が1ヶ月半くらい早まってます、温暖化でワインも10年後どうなるのかな?
コロナと外出解禁の来週以降どうなるのか? 
来週銀行とnotaireに義理両親と弟と行って色々、新しい事しるんだろうな。
はぁ。。。

Mはハイハイしたり、拍手パチパチしたり、音楽に合ってないけど首ぐりんぐりん振ったり、

笑わせてくれます。 

 ママ頑張る。