ホワイトスネイクをクビになったジョン・サイクスが1987年にコージー・パウエルらと結成するも

紆余曲折を経てジョンがヴォーカル兼任、ベースはトニー・フランクリン、

そして脱退したコージーに代わるドラムはカーマイン・アピスのトリオ編成となったバンドが

1989年にリリースしたセルフタイトルアルバム。

 

それまでのキャリアでは専任ギタリストだったジョンが意外なほど歌が上手かったこと。

そしてそれまでのキャリアで積み上げてきたソングライティング能力は、

直前まで在籍していたホワイトスネイク風の楽曲を作り出しています。

 

このジャンルでは珍しいトニーのフレットレスベースならではの独特の音がボトムを支え、

豪快なプレイスタイルでありながら自己主張が強すぎないカーマインのドラムが揃った、

非常に豪華なメンツによる強力なハードロックアルバムです。

 

それにしても、よくホワイトスネイクと同じレーベルからアルバムが発売されたものだと思います。