本作は映画のサントラというくくりではあるものの、
主題歌はもちろん、劇中で流れるBGMを含めた全曲の作詞・作曲・演奏を
手掛けているRADのアルバム扱いされています。
特徴はなんといってもロックバンドが手掛けているとは思えないほど幅広い音楽性と、
BGMに徹した楽曲です。
前者はおしゃれなカフェで流れていそうなジャズあり、御神体にふさわしい荘厳な曲あり、
幻想的な曲ありと、場面に合わせてきっちり仕上げられています。
後者は我を押し出してナンボの表現者であるバンドマンの存在意義を
根底から覆すようなもので、そこを上手くこなしている点は素晴らしいと思います。
歌詞も映画のストーリーとリンクしたもので、その意味で言えば
アニソン界の長老・影山ヒロノブの定義にも合致したまごうことなきアニソンと言えます。
君の名は。(通常盤)
2,136円
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