4月から新生活をスタートした方も多くいらっしゃると思いますが、
みなさんお元気におすごしですか?
遅くなりましたが、3月26日に行われた、
マクロビオティックヨガ教室 東京クラスのレポートをお届けします

◆ 3月のテーマ
「呼吸法① 基礎編」
「森羅万象との呼吸の調和」
・講義
「鎖骨・腹式・丹田・完全呼吸法とその他の呼吸法・呼吸体操」
「日常の所作の呼吸意識」
先月の講義にあったヨガの八支則のひとつに、「プラーナーヤーマ」がありました。
B.K.S アイアンガー先生はプラーナを「宇宙のあらゆる所に充満しているエネルギー」、
プナーナーヤーマを「人間の身体と魂を結ぶ橋」「ヨガという輪の中心」と定義されています。
そして呼吸は、「プラーナが人間の身体の中に現れた、ひとつの形」だとのことです。
(出典:「ヨガ呼吸・冥想百科」B.K.S アイアンガー著, 沖正弘監訳. 白揚社. )
今回の教室の中で森山先生が教えてくださったように、
「呼吸を制するものは人生を制する」とまで言われているほど、
人生を通し、呼吸の質やそれに意識を向けることはとても大切です。

陰陽理論の視点からみると、
吸気は陰性で身体を冷やし

呼気は陽性で身体を温める

作用があるそうです。
緊張しているときは心拍数とともに呼吸量が増えますね

逆に、聖人君子のように精神が安定している人が一分間に呼吸する回数は、
ほんの数回なのだそうです。
3月の講義は呼吸法だったので、講義も実技を交えて行いました。
呼吸法には、
鎖骨呼吸法、胸式呼吸法、丹田・腹式呼吸法、片鼻呼吸法、完全呼吸法、マントラ呼吸法、動物(カメ・ライオン)呼吸法、シータリー呼吸法、ウジャイ呼吸法…
などなど、色々な種類があることを学びました。
どの呼吸法を行う場合でも、マクロビオティックヨガでは陰陽調和を大切にしています。


(動物(カメ・ライオン)呼吸法


バンダについても学びました。
バンダには、
ムーラバンダ(肛門)、ウディアナバンダ(丹田のあたり)、ジャランダーラバンダ(喉)があります。
ムーラは肛門という意味ですが、実際は女性でいう会陰部と肛門の中間あたりといわれています。
バンダとは「結束点」「締め付け」の意味で、
体内のプラーナを逃がさないよう調整する方法です。
ただし、自己流で締め付けすぎると心や身体までロックしてしまうこともあるのでご注意を。
呼吸もバンダも初心者の方は指導者から指導を受けることをお勧めします。
練習を積まれた方も、時々熟練した指導者から調整してもらうとよいかもしれません。
こちらの記事もぜひ読んでみてください。

・実技
「連続ポーズとバランスポーズ」
「留まらず流れる命の呼吸とその意識」
実技も引き続き「呼吸」に焦点を当てたアサナをおこないました。
参加者のみなさんから「気持ちよかった





より詳しく学びたい方は、こちらもご参考に!

今月のアサナは「マツヤアサナ(魚のポーズ)」でした


呼吸の安定、喘息や気管支炎などの呼吸器系および、循環器系の症状改善にも効果的なアサナです。
教室でもいくつかのアサナをおこなってからマツヤアサナに入りましたが、
十分に全身を温めてからこのアサナに入るほうがよいそうです。
マツヤアサナについて、より詳しくはこちら!
さて、次回のマクロビオティックヨガ教室は
4/23(土) 、テーマは「 瞑想法①~基礎編~」です。
4月もとても大切な内容です。
春は自律神経や心身のバランスを崩しやすい季節ですが、
こんなときこそ、マクロビオティック、ヨガ、冥想、
さらに3つの融合であるマクロビオティックヨガがおすすめです

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さゆり