早いものでもう3月ですね!
本日は、2月27日に開かれた、マクロビオティックヨガ教室のレポートをお届けします

2月のマクロビオティックヨガのテーマは
「ヨガ 瞑想 呼吸法の歴史とジャンル」
「世界の歴史をマクロビオティックで観る」
でした。
・講義
「ヨガの八段階と瞑想の役割」
「陰陽論」
「無双原理 陰陽理論の実用弁証法」

ヨガは本来、瞑想を深めるための手段のひとつで、
ラージャヨガ(王のヨガ)
カルマヨガ(行為、業のヨガ)
バクティヨガ(信愛、信仰、誠心のヨガ)
など、多くのジャンルがあります

インドで生まれたヨガは、世界各国に広がり、土地や時代のニーズに合わせて形を変えてきました。
が、その中で、本来のヨガの目的とは離れ、ファッションや美容のための体操も、「ヨガ」と呼ばれてしまっている場合があります

ヨガの八段階(八支則)には、
1 ヤマ(禁戒)
2 二ヤマ(勧戒)
3 アサナ(動禅、坐法)
4 プラナヤマ(調氣、生気活用法) ※食事法含む
5 プラティヤハラ(制感自立行法)
6 ダラーナ(統一行法)
7 ディヤナ(放下行法)
8 サマーディ(三昧行法)
があります。
例えば1を習得できたら2に進むという方法ではなく、1-8を併行して行うことが大切です。
現在一般的に「ヨガ」と思われているものは3のアサナですが、この八段階を見てもわかるように、アサナの習得はヨガの段階の一部にすぎません。
時間や道具など、特別な準備をしなくても、日常生活における、自他や物事との向き合いかたによってヨガができる!ということですね

・実技
「タスキを使ったヨガ」
「猫と犬のポーズ」
「2人組のヨガ(リラックス法)」

猫と犬のポーズは有名なアサナです


これらのアサナについては、2011年のマクロビオティックヨガ教室のレポートを紹介しておきます。参考にしてください。
http://macrobiotique-center.blogspot.jp/2011/02/ci.html
http://macrobiotique-center.blogspot.jp/2011/03/ci.html
タスキを使ったヨガは、固まりがちな胸が開いたり、肩がほぐれるなどの嬉しい効果があります。
タスキでなく、手ぬぐいなどを使うこともできますよ

2人組のヨガでは、1人の背中にパートナーが乗ったまま猫のポーズをとり、アサナ前後の違いをくらべてみました。
結果、何が起きたでしょうか?
これも陰陽理論を使ったヨガです

今回は、リラックス法も2人組で行いました。
パートナーの心地よい強さに気をつけながら、パートナーの脚や臀部を足でマッサージします。
ご自宅などで、ご家族やお友達とも行ってみましょう!
教室の開始時には、前回のご参加者の方にいただいたご意見や質問に対し、先生からのフィードバックがあり、終了時には再び、ご参加者の方がたに今回のご感想をお聞きする時間を設けました。
参加者のみなさんの率直なご意見は、ご本人だけでなく他の人にも、思わぬ気づきや、より深い学びをもたらすことができます。
森山先生のお母様は、リマクッキングスクールで桜沢里真先生から直接マクロビオティックを学ばれていたそうですが、その時、生徒はなんと2人だけだったそうです(なんと贅沢!)。
同じようにマクロビオティックヨガも口伝を重視し、だれもが本音をいえる間柄を心がけています


今回、11名の参加者は全員女性でした。
もうちょっと男性率をあげたい!とアシスタントのOさん。
ヨガに女性的なイメージを持たれる方も多いようですが、著名なヨガマスターに男性が多いことからもわかるように、元々は男性だけが行っていた修行法です。
マクロビオティックヨガにはアサナの方法に正解や決まった形がなく、一人一人が今の自分の状態を感じ、それに合う方法をその都度、みつけていく自由なヨガです。
永年、ヨガの練習や指導されてきたかたでさえ、知っているはずのアサナをマクロビオティックヨガ流におこなうことで、
こんなポーズのとり方もあるのか!と新たな発見をしたり、想定外の自分に出会う楽しさを感じていただけているそうです。
男性の方も、ヨガ初心者の方も、ぜひこのヨガを味わいにきてくださいね!
次回は3/26、テーマは「呼吸法①~基礎編~」です。


http://www.ci-kyokai.jp/event/yoga.html#2016yoga
さゆり
