人の優しさ | やっぱり! 楽しんだほうがいいでしょ!


予報は見事に外れて、時折雨は降るものの
昨日も今日もお日様が見れました。

裏庭の芝はまだぐちゃぐちゃだけれど
雨のお陰で元気になった緑が綺麗です🍃


3日ぶりにお散歩に行けたワンコも
嬉しそうな顔してた足あと 良かったね足あと

今日は娘がお友達とお出かけの予定なので
ワンをひとりにしないように
娘が出かける前に
朝早くから食料品の買い出しに行ってきました。

そのあいだは娘がワンと一緒に居てあげて
あとは私がワンと一緒に過ごします。

いつもいつも傍に居てあげられる訳ではないけど
できる時は出来るだけね





さて、最近ではオフィスでもショッピングセンターでも
レストランやカフェでも
義務はなくなりましたが
電車やバスなどではまだ着用が義務のマスク

金曜日はイベントの手伝いの為、帰りが遅くなってしまった娘
帰りの駅でマスクを忘れてきてしまったのに気付いて私に電話をしてきたけれど
家で待つ私にはどうにも出来ないし...

夜も遅かったし、お店も空いてないし
本人もくたくたに疲れてるしで
もうマスク無しで電車に乗るしかない
何か言われたら説明しなさい
30分後に最寄りの駅まで迎えに行くからと
伝えたけれど

心配性な彼女のこと
きっとドキドキで電車に乗ってるだろうな...
と心配していたのです。

最寄りの駅に迎えに行くと
何とか元気な様子で
今日あった嬉しいことを話してくれました。


私に電話してマスク忘れたSOSをしたけれど
ママではどうにもならないと分かり
その後、自分の頭で考えたのでしょうね。

真面目な人だしね
マスク無しで電車に乗るのがどうしても嫌だったのでしょう
まあ、彼女ならそうでしょう

駅のスタッフの方に
この辺でマスクが買える店はありますが、と聞くと
近くのセブンイレブンで買えるとのこと

でも残念ながらそこには売っていなかったそう


他に開いているお店もないし
仕方なく諦めて
家までの電車に乗れる駅で乗り換えるために
1つ先の駅行きの電車に乗り
乗り換え駅で家への電車を待っていると
偶然、さっきの駅でマスクを売っている店を聞いた駅のスタッフさんに会ったと

娘のことを覚えていたその方は
マスクは買えたの?と聞いてくださって
買えませんでした...と
もうちょっと泣きそうだったみたい



そんな様子を可哀想に思ったのか
その方、自分が予備で持っていたマスクを
娘にくださったそうです。

優しい人に会えて良かったね...と私は言ったけれど

娘はそれ以上に
「初めて神様はいるんだなと思った」  と。



たかがマスクなんですけどね...
彼女にとっては守らなければいけない
きまりのマスク
大きなことなのですよね

大人なら
感謝しつつも、神様とまでは思わないかもしれないけれど

初めて社会にでて
小さいけれど問題にぶち当たって
身も知らずの方が助けれくれた
初めての経験だったのでしょう

これまでだって学校でお友達間で
助けられたことはたくさんあっただろうけれど
学校を離れ、新しい世界で
初めて出会った神様

それを聞いて
あ...人ってこうやって一つ一つ経験していくんだったなって
改めて思った

若いから、何も知らないから
まだ真っ白だから
こうやって誰かの優しさに
こんなにも感動して

そんな事がこれから
ひとつひとつ
彼女の身に起きていくんだろう

良いことも、悪いことも
いろんな事を重ねていくんだろう

まだまだ始まったばかりの人生なんだよな...
もういろんな事を吸収してしまった私は
大人かもしれないけれど
なんだか彼女の方が羨ましい



きっとマスクを頂いた事、忘れないだろう


良かったね、に続けて
今度は貴女が誰かに親切をお返ししないとね
と、言おうとしたけどやめました。
たぶん言わなくてもそうするはず


良い勉強になったね
これからは必ず予備のマスクを鞄の中に忘れないようにね
誰かの為の分と、2枚ね



この世に
神様はたくさんいます

だから大丈夫