令和5年2月26日(日)稽古覚え書き | NeoMackey_ITpro&古武道のブログ
令和5年2月26日(日)稽古覚え書き錬成、片手取肘伸し、袖取に共通する合気柔術(合気に通じる)の稽古。
これが体感として身に付けば基本技の二箇条から出て来る袖取、首投と裾払が可能となり。
森先生が行っていた様々な袖技が実際にかけられる技になります。
合気もしくは合気柔術が体感的にでも理解して稽古出来て来ている本日の参加者はそれなりに基本合気技が出来て来ていました。
なお、注意点としては受け手が無用な忖度無しに両手取、片手取、袖取、に持っていか無いと正しい理合の稽古にはなりません。手首関節は中指親指でシッカリと攻め、小指薬指は剣の締めを行う。あり得ない様な柔らかい力で持た無い、ある程度の重みを相手に与える。多くは押しも(袖取の場合は握った拳の指がしっかりと相手の腕にあたり)引きも可能な形で攻撃意欲を示す事。
しかし余り極端な引き手や、押し込みは基本技の形の範囲を越えますので相応しく無い稽古になります。男女や年齢などを鑑みて稽古します。
応用としては、極端な引手のケースと極端な押し込みのケースも時間が有れば行いますが、実質技量が初段クラスには余り好ましい稽古にはなりません。逆に体作りがある程度出来て来た方は、この手の変化した押したり引いたりする稽古もすべきです、返技や裏技にもつながります。
逆説になりますが初心者や初段クラスも多くの手順や、4箇条5箇条などは大まかな形の形は知っておいてもかまいません。
本日の稽古は正しい理合で腰砕や肩詰を行えなければ後半の崩しにつながりません。私が正しいと考える錬成は剣の理合を考慮しつつ、丹田力を使う訓練をし、肩肘手首の力は入れず、姿勢を保ち、手先(人差し指、掌底)に力を出し、ながら剣を前に振り出しながら行い事です。
肘を曲げたり、アヒルの様に低い状態でベタベタと前に進みながら手をあげたり、早いタイミングで単純に肩を中心の円運動をしたり、腰を落とすのでは無く必要以上にしゃがみこんで肘を前に突き出すだけの様な動作は、錬成として全く意味がありません。
本日の稽古は錬成から片手取、袖取に進めて合気柔術的な技の稽古をしっかりとおこないました。本日参加者はそこそこ可能なっていましたので、これが出来れば森先生風袖捕技が本当に可能になっていきます。
力の方向と感触はある程度できているメンバーとすれば上達度は早くなるかと思われます。

